私の心の中にいる神様 96
良心の答えはいつも予想外

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 毎週土曜日に配信予定です。

良心の答えはいつも予想外

(女性 50代)

 自己牧会プログラムを通して、み旨に対する姿勢、日々の心情などが大きく変わりました。中でも一番大きく変わったのは、良心の声を聞けるようになったことです。
 それまでは、祈祷といえば談判祈祷でした。「特別な条件を立てなければ神様の声を聞くことはできない」という感覚でした。

 しかし、良心は私を担当する神様ですから、良心の声がきちんと聞けるようになると、生きた神様がここにいるという実感が得られるのです。そうなると、み旨はワクワクしたものになります。
 神様がどこか遠くにいるのではなく、常に一緒にいるという実感は、とても勇気が与えられることです。

 み言を聞く前、私は心の矛盾性に苦しんでいて、そのような自分を許せなかったし、矛盾を抱えた社会に対して葛藤がありました。苦しい世界で生きていたのですが、み言を聞いて、メシヤがいらっしゃり、真理があることが分かって、とても希望を感じました。

 かといって葛藤が収まったかというとそうではなく、み言を知れば知るほど、そのとおりでない自分を否定するようになったのです。素晴らしいみ言に出合っているのに、苦しみは続きました。

 そんな私が、良心の声を聞けるようになってからは平安になりました。
 良心はいつも、自分の考えでは決して出てこない予想外の答えを与えてくれます。でも不思議に納得でき、それに従っていくと幸福につながるのです。

 わが家では現在、親子3人で自己牧会プログラムを実践しています。
 今、高校3年の息子が中学生の時のことです。部活と教会の修練会がぶつかったとき、「どうしたらいいかな」と私に相談してきました。

 以前の私なら「教会優先よ」と一言で答えて終わりだったと思いますが、その頃私は自己牧会プログラムに取り組んでいたので、「良心に聞いてみなさい」と答えました。

 しばらくして息子が目をキラキラさせながらやってきて、「良心から『どっちでもいいよ』と言われた」と教えてくれました。
 私としては、良心は絶対に教会優先だと言ってくれるだろうと思っていたのですが、意外にも「どっちでもいいよ」だったのです。

 それは息子も同様に驚いていましたが、「どっちでもいいよ」と神様が任せてくれたことを感じたので、改めて祈ってみたそうです。
 その結果、「部活も好きだけど、神様の方がもっと好きだから、修練会に行くよ」と自分で選択したのです。

 今、この息子は受験勉強の真っ最中です。
 彼が自己推薦の文章に取り組んでいたときのこと。なかなか順調に進まないので、「どうしたらいいでしょうか」と良心に尋ねたそうです。

 すると、「部屋の掃除をしなさい」という、全く考えてもいなかった答えが来たのです。
 息子は、「そういえば、ずっと掃除していなかったな。だから導かれないのかな」と思って、もう夜の12時を過ぎていたのですが、掃除を始めたそうです。

 積み重なっている本を一つ一つ整理していたら、『自己推薦文の書き方』という本が出てきたのです。いつ、誰からもらったかも分からない本でしたが、それを読みながら取り組んだら、スムーズに終わったそうです。
 息子は、「神様すごいんだ、教えてくれたんだ」と喜んでいました。

 神様と共に生きる──。
 それを当然のこととしながらも、自分の力、自分のやり方で生きようとしがちな私たちですが、自己牧会プログラムを通して「神様と共に生きる」という生活を実体的に目指していけることに希望を感じています。

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 次回は、「神様も忘れたいんだ」をお届けします。


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