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新・熱き祈祷のすすめ 37

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「新・熱き祈祷のすすめ」を毎週月曜日配信(予定)でお届けします。
 祈りの必要性や祈りの種類、実践方法をまとめた祈祷の手引書です。

松本 雄司・著

(光言社・刊『新・熱き祈祷のすすめ』より)

第五章 祈りの実践

12 祈祷と行動

 よく祈祷と行動とは、全然別のことのように言われる場合がありますが、そうではありません。祈祷をすることによって、ポイントを突いた効果的な行動や闘い、歩みができるのです。意志の弱い人にも、勇気や力が与えられます。一方、行動が伴わなければ、どんなに祈って感じたとしても、具体的に実ることはありません。

 祈ったら行動しなさい。行動することによって、祈りの力を知ることができるでしょう。(「祈祷の重要性」1979年4月15日、ベルベディアにて)

 私たちは先に祈って、後で行動しますが、本当は祈りと行動は一緒なのです。祈りながら行動するのです。祈りながら座って待つ、というのは良くないことです。あなた方が最後の血の一滴、最後の涙の一滴までも流し切ったあとで神に求めるなら、神はダッシュしてあなた方の所に来るでしょう。そういう祈りは聞かれるのです。(同)

 み言(ことば)を学んで悟ったことを実践する、あるいは祈って感じたことを実践することによって、それが具現化し、成果に結びつきます。祈っては行動し、行動しては祈る、というように、祈りと行動が車の両輪のようになることが、一番理想的だと思います。

13 祈祷と生活

 「なかなか切実な祈りができないのだが、どうしたらいいのか」という悩みは誰しももったことがあると思います。このようなときは、「祈祷の失敗は生活の失敗である」と言い切ったE・M・バウンズの言葉が、私たちを明快な解答へと導いてくれそうです。

 私たちが切実な祈りができないという時は、自分がみ旨に対して、本当に切実に責任を感じて生活していない時ではないかと思うのです。つまり、切実な課題を背負った生活の中からこそ、おのずと切実な祈りが出てくるのです。

 み旨を忙しくやっていても、心が疲れてしまって、ついていけないという時があるものです。そういう時は、牧会を受けることが大切です。そして、もう一度み言を学び、祈りを通して霊の糧を得ることが必要です。神の息吹に触れ、愛に触れてこそ、私たちの霊的生命が蘇生(そせい)できます。そしてもう一度、神の願いが何であるかを悟り、その神のみ旨をいかにして成すかということに燃え始めるとき、再び良き祈りが生まれてくるに違いありません。

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 次回は、「サタンとの闘いの最大の武器・困難を乗り越える力」をお届けします。


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