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神の子を生み育てるために 6
先輩の先生方の言葉

 アプリで読む光言社書籍シリーズ、「神の子を生み育てるために」を毎週日曜日配信(予定)でお届けしています。
 神の子を迎える準備から、胎教の方法、出産後の信仰教育や親子関係まで、子育てに関連する内容が分かりやすく解説されています。
 これから妊娠・出産を控えているかたにも、そしてまさしく子育て真っ最中なかたにも、ぜひ読んでいただきたい連載です!

須永孝子・著

(光言社・刊『神の子を生み育てるために』より)

先輩の先生方の言葉
 次に、先輩の先生方の言葉を記載します。特に、真の子女様を教育され、子女教育の基盤をつくり上げてこられた池生蓮先生が、祝福子女を見てこられた立場で書いておられる内容は、とても参考になると思います。

◎金元弼先生『伝統の源流』より
 神は人間に子女を与えることによって、子女を愛することを通じて、神の心情を知らせようとしたのです。

 一人の子女を持つことは、それほど難しいこととは思われません。けれども、いかなる子女を生むかということになりますと、大変難しいことなのです。これをしくじったとなると、生涯尽くしても、それを補うことはできません。生まれたからといって殺すこともできません。生まれた子供が不具者であった場合、どうしますか。こういうことを考えてみると、生命を生むということは大変難しいことなのです。

 しかし、私たちの善を中心とする基準によって良い子が生まれるということを、長年の経験を通じて人々は知っています。

 子を生む前に主体と対象の各自が、主体は主体として、対象は対象として、善を中心として心と体が一体になるようにします。対象の立場に立っている女性は、善を中心として心と体が一つになるようにします。そして、この主体と対象がお互いに善を中心として一つになるようにします。そういう善を懸けて子供をつくる仕事が始まるわけです。

 ですから子供を生む前の仕事としての時間があります。その時間のある時に汚れたものを見たり考えたりすることは、非常に警戒しなければなりません。

◎辛玉淳先生のお話より
 私たちはお父様の栄光の中にあって育ってきたわけですが、今度は2代目の私たちがお父様からみ旨を頂いて一生懸命歩んでいくことによって、お父様が下さった栄光の中で自らの輝きを増していくようになるのです。そして夫婦が一体化していくことを通して、そこに子供が生まれて、その心が一つになっていくことが、今度はその子供の輝きであり栄光でもあるのです。

 夫婦が一つになればなるほど、それを通して光が現れてきて栄光を受けるようになっているので、その夫婦が本当に心を合わせてみ旨のために一生懸命向かいながら子供を守っていく道を歩まなければなりません。内外一致した親の姿が子供に相続されて伝わっていかなければならないわけです。しかし、不足もあるし、いろいろ困難な状況もあるので、これからは親が子供に対してよく祈ってあげなければなりません。本当にその子供を大切に思って祈って道を守ってあげなくてはならないのです。

 そしてその祈祷は、自分たちの基準に合わせての祈梼ではなくして、すなわち自分が願うとか自分の思いとかではなくて、天が願うような子女になってほしいという、神様が、お父様が願う基準に立って祈梼していく、そういう立場が必要です。

◎池生蓮先生のお話「子女を生むことについて」より
①子女を生む前によく自分を整えなさい。
 祝福に対して感謝しているか? 今の自分は天の願いにかなう歩みをしているか? 愛にあふれる生活をしているか? 人々を喜ばせ、なごませ、プラスさせている自分か?

 なぜなら自分が自分で終わらない。子供に影響する。ひいては歴史に影響する。胎教以前が大事である。

②夫婦生活をするその瞬間は、神様が祝福を与える瞬間である。
 「私には欠点が多いが、神様が愛する最高の子女を授けてください」と祈りなさい。将来、子供に「お母さんがもっと祈って私を生んだら、もっと美しく生まれたのに――」と言われないように。

③子女は父母の結実である。子供を見れば父母の信仰態度が分かる。

④生むのは何人生んでもよいが、質の良い子を生まなければならない。父母様が12人をお生みになったから自分たちもなどと考えるのは愚かである。

⑤最初の子供が立派だからといって安心してしまうと、次の子供に苦労する。

⑥女性は、子供を生んだ瞬間、神様がいなければ、主人がいなければ、こんなかわいい子供は持てなかったと感謝するようでなければならない。

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 次回は、「愛の本宮で誕生する生命」をお届けします。