ファミリーサポートコーチング講座

 「ファミリーサポート(FS)コーチング講座」は、文字どおり、より良い家族関係や人間関係を実現するために読者の皆さまをサポートするコーチング講座です。
 毎週月曜日配信予定です。皆さまの家庭生活、信仰生活、社会生活にぜひお役立てください。

第34回「肯定的意図」について

ナビゲーター:西森 響
監修:阿部 美樹(伝道教育局)

 NLP(神経言語プログラミング)では、一見ネガティブに思える行動や感情にもその裏側にポジティブな「肯定的意図」が隠れていると考えます。
 今回は「肯定的意図」についてお伝えします。

【豊かな人生のために】
 私たちの人生には「陽的な面」(良い出来事、良い人との出会い、良い感情)だけでなく「陰的な面」(嫌な出来事、嫌な出会い、嫌な感情)があります。

 これは「善悪」の問題ではなく「陽陰」の違いです。嫌なことでも私にとっては訓練になったり、成長のための試練になったりするものです。ですから、うれしいことにも、楽しいことにも、つらいことにも、悲しいことにも「肯定的意図」があります。

 脳はたとえ嫌なことであっても、「価値がある」「意味がある」というように肯定的意図を認識すればやる気を起こします。その嫌なことを乗り越えていこうとします。

【具体的な例】
 かつていじめを受けた経験がある場合、人の輪の中に入ろうとすると、またいじめを受けて心が傷つくのではないか…という恐れを感じます。そして輪の中に入れないという心になり、一緒にいられなかったり、その場にいても心が強い緊張状態になったりします。
 それで「人の輪の中に入れない」とか「人と打ち解けられない」という課題として認識されますが、その裏には「これ以上傷つかないように」「安心安全を求める」といった肯定的意図があります。

 自分が大切にしているものを批判されたとき、批判する人に対して攻撃的な態度を取ってしまうことがあります。この場合も、その本源に自分も気付いていない大切にしているものを守ろうとする肯定的意図があると見ることができます。

 また、暴走族の暴走行為は社会的に良い行動ではありませんが、その裏には「自己を表現したい」「生きている、存在していることを承認してほしい」など、自分の中で満たされる何かを手に入れたいという肯定的意図があると考えられます。

【FSコーチングの「陽陰の統合」】
 FSコーチングでは、コーチがクライアントに対して「肯定的意図は何だと思いますか?」「神様の御意(みこころ)は何だと思いますか?」「肯定的意図は○○だと私は感じますが、それを聞いてどのように感じられますか?」などの質問をすることによって肯定的意図を探る場合があります。

 クライアントが思い込みに囚(とら)われていたとしても、コーチの質問を受けることによって、自らの心の枠から脱却して肯定的意図に気付くことができると考えられます。
 一人では気付くことができない境地に、コーチングのセッションを行うことでたどり着くことができる可能性があります。

 FSコーチングには「陽陰の統合」というスキルがあります。そのスキルでは、クライアントが抱える陰の感情を陽の感情と統合することを行ってから、肯定的意図が何なのかを振り返るという作業を進めます。
 この「陽陰の統合」というスキルについては後日詳しくご紹介します。

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 次回は、FSコーチングのセッションを受けた50代女性の感想をお届けします。

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