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新・熱き祈祷のすすめ 31

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「新・熱き祈祷のすすめ」を毎週月曜日配信(予定)でお届けします。
 祈りの必要性や祈りの種類、実践方法をまとめた祈祷の手引書です。

松本 雄司・著

(光言社・刊『新・熱き祈祷のすすめ』より)

第五章 祈りの実践

9 成果を収穫せよ

③メモを取る
 せっかくの恵みを失わないために、メモを取ることをお勧めします。突破口が開けたというような特別な祈りにまで至らなくても、普通の祈りをしている時でも、十分、二十分の祈りをすれば、その中で少なくとも一回か二回は、「あっ、これは大事なことだな」という何かの示しを受けることがあると思うのです。そう感じさせられることが、実は神の啓示であり、神からの示しであることが多いわけです。

 大事なことだと思いながらも、そのままにしておくと、あとになって思い出そうとしても、なかなか思い出せないことが多いのです。あるいは感じてはいても、あえて実行に移さず、重要視しないこともあります。正に、ダイヤモンドの原石を、それとは知らないで捨ててしまうのと同じです。せっかく神から答えが与えられ、示しが与えられているにもかかわらず、それを大事にせず全部ほごにしてしまうのでは、祈祷する意味がなくなってしまいます。

 そういう意味で、私はいつも、ちょっとした祈りをする時にも、メモ用紙をそばに置いておくことを習慣づけています。祈りの中で、「これは大事なことだ」と感じられることが与えられた場合は、途中でもすぐメモを取るのです。そして、また祈りを続けます。あとでそれを整理して、必要と思われることを実行していくのです。もちろん、責任者に相談すべき内容は相談して、指示を受けてやっていかなければなりません。

 神からの啓示とは、何もおどろおどろしいものではなく、極めて地味なものです。直接、霊が見えたり、聞こえたり、誰かに霊がついてこう言った、天使がこう言った、というのは、ほとんど霊人の業である場合が多いのです。

 厳密に言うと、霊体験と神体験は同じではありません。神は、天宙を創造された方であり、霊界も地上界もすべてを創造された、目に見えない存在です。ですから、直接見えた、聞こえたというのは、霊界の先祖の霊がしてくれた業であることが多いのです。参考にはなりますが、絶対視すべきではありません。そこのところを混同してしまうと、霊界に主管されてしまうわけです。

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 次回は、「注意点 ①意識を鮮明に保つ」をお届けします。


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