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神の子を生み育てるために 1
はじめに

 アプリで読む光言社書籍シリーズ、「神の子を生み育てるために」を毎週日曜日配信(予定)でお届けしています。
 神の子を迎える準備から、胎教のやり方、出産後の信仰教育や親子関係の造成に関することまで、子育てにまつわるトピックスが分かりやすく解説されています。
 これから妊娠・出産を考えているかたにも、そしてまさしく子育て真っ最中なかたにも、ぜひ読んでいただきたい連載です!

須永孝子・著

(光言社・刊『神の子を生み育てるために』より)

はじめに

 今日、真の子女様がたが指導者として立たれるようになり、子女教育のビジョンを示してくださっています。そのビジョンによって二世たちが喜々として真のご家庭に連結されていく姿を見ることができるようになり、子女教育が充実してきたことを感じます。

 私が初めて子女教育に携わったころは、二世教育がどのようなものか分からない中、光の子園の林三男園長先生夫妻のもとで、祈りながら手作りの音楽教材を作っていました。また、保育園の園長時代には、「二世の教育に責任を持つ」という心情で、他の園長や保育士の皆さんと共に多くの勉強会、研修会、カリキュラム会議など、全国規模で取り組んだりして、とても充実していた時もありました。しかし、諸事情で保育園が無くなり、それとともに子女教育を組織立って行うかたちが無くなっていきました。

 そうした中、韓国で教育を受けてきた二世たちが日本に戻ってきて、二世による二世の文化を広げていく教育が行われるようになったのでした。そして真の子女様が立たれて、子女教育がさらに充実していく時代になってきたのです。

 しかし、いかに素晴らしい教育者が立ち、素晴らしい教育プログラムがあったとしても、そのプログラムに取り組む意欲のある二世たちが準備されなければ意味がありません。子女がそのように準備されたプログラムに取り組めるように導くのは父母の責任です。そう考えると、父母教育がとても重要になってきます。

 私は父母に対する教育が重要であるというだけでなく、父母になる前の教育が必要であると思うのです。文鮮明(ムン・ソンミョン)先生は、「いかに素晴らしい子女を生むかは、その夫婦が問題だ」と語られています。男性と女性がどのような動機と心情で出会うか、夫婦が互いに尊敬し学び合っているかが重要だと言われるのです。

 本書は20014月から年3月まで『中和新聞』に連載した「神の子を育てるために」の中から、“子女を迎える前の段階から幼児教育まで”の内容と、家庭を出発する夫婦、そして赤ちゃんを迎える準備をする夫婦のための教育資料「家庭を出発される方達のために」をまとめて編集しました。

 二世を生み育てるということは、神の愛と生命と血統を相続した子女を生み、天の願う二世になるように育てることです。祝福家庭には、その使命と責任があります。そのためには、父母が子女教育担当者以上に祈り、勉強しなければなりません。神様の子女を迎えるために、そして生まれてきた子女を神様の子女として育てるために、この本が少しでもその手助けになれば幸いです。

2008年8
須永孝子

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 次回は、「神様の働く基台づくりを」をお届けします。