私の心の中にいる神様 73
「お便り&コメント」シリーズ⑥
娘が結婚に嫌悪感を感じています

 真の父母様が、「第二の神様」であると言われた“良心”。自分の心の中にいる神様―良心―と対話(瞑想、祈り)することによって、本然の自分を取り戻していくことができます。
 今回は、「自己牧会プログラム」事務局に寄せられたお便りと、それに対する同事務局からのコメントをご紹介しましょう!

 外国人の夫と祝福を受け、海外に住んでいます。夫は日本語や日本文化に全く関心を持ってくれず、それが私の深い恨(ハン/恨み)になっています。大きな夫婦げんかも幾度かしてしまいました。
 それが影響したのか、娘は「結婚には嫌悪感しか感じない」と言うようになりました。私が夫を受け入れたら、娘も変わってくれるのでしょうか。
 そのように信じたいのですが……。
(海外在住日本人女性 50代)

 そのように信じたいのですね? 信じましょう。

 私たちには、「自分が正しい」という強い固定観念があるので、ついつい人を責めてしまいます。
 特に国際祝福は文化の違いがあって、大変なことがたくさんあります。お便りを下さったご夫婦も、多くの困難を越えてこられたことでしょう。
 でも、すでにあなたは気付いていらっしゃいます。全ての固定観念を下ろして「無」になり、相手を受け入れた時、越えることができるということを。

 まず、ご主人を責め、娘さんを責めるのをやめてみましょう。
 そして、家族の気持ちに共感してみてください。家族の喜びをわがことのように感じて喜び、家族の悩みをわがことのように感じて悩む──。

 そのような世界が増えていったら、ご主人や娘さんから、「おまえがいてくれてありがたい」「お母さんがいてくれてよかった」と思ってもらえるようになります。
 夫婦の間に、親子の間にそのような雰囲気ができてくれば、娘さんも夫婦や家族というものに希望を持てるようになるのではないでしょうか。

 相手を変えようとしなくてよいのです。変えようとするから悪化します。変えようとするから難しくなります。
 本当は皆一つになりたいと思っているし、自分のことをわがことのように感じてくれる人を探しているのです。

 まず家族の気持ちに共感することから始めてみましょう。その上で、自分の思いを素直に伝えてみてはどうでしょうか。
 そうなれば、次第に、いろいろなことがうまく回転していくようになると思います。

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 次回(6月19日)は、「良心の答えは『もっと愛しなさい』」をお届けします。


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