ファミリーサポートコーチング講座

 「ファミリーサポートコーチング講座」は、文字どおり、より良い家族関係や人間関係を実現するために読者の皆さまをサポートするコーチング講座です。
 毎週月曜日配信予定です。皆さまの家庭生活、信仰生活、社会生活にぜひお役立てください。

第17回「NLP」について

ナビゲーター:西森 響
監修:阿部 美樹(伝道教育局)

 今回は、「NLP」についてお伝えします。

【FSコーチングの根幹】
 コーチングの根幹であるNLPは、Neuro-Linguistic Programming(ニューロ・リングゥィスティック・プログラミング)の略であり、コミュニケーション、能力開発、心理療法へのアプローチを目指す技法とされています。

 NLPは、日本語では「神経言語プログラミング」と訳されています。
 「神経」は「五感」を意味し、「五感と言葉で脳のプログラムが作られる」ということです。
 「最強のコミュニケーションスキル」「脳の取り扱い説明書」とも呼ばれます。

 1970年代、アメリカのカリフォルニア大学のリチャード・バンドラーとジョン・グリンダーが、3人の天才セラピスト、ミルトン・エリクソン(催眠療法家)、フリッツ・パールズ(ゲシュタルト・セラピー)、バージニア・サティア(家族療法家)のスキルを体系化することによってNLPが誕生しました。
 当時ベトナム帰還兵の心の傷を癒やすことにも、大きな効力を発揮しました。

【三つの基本プログラム】
 NLPでは、脳に三つの基本プログラムがあると考えます。

①空白の原則
 空白とは、「分からないこと」です。
 脳は空白(分からないこと)が生じると、その空白を埋めようとします。人間は安心・安全を求めます。脳が空白のままであると、安心できません。そこで、顕在意識だけではなく、潜在意識も駆使して、空白を埋めようと必死の努力をします。空白を埋めることによって、安心して生きていこうとします。

 この「空白の原則」を利用して、質問をしていきます。クライアントはコーチから質問されると、脳に空白ができます。クライアントは、直感的に答えることにより潜在意識を使いやすくなります。

②焦点化の原則
 脳は同時に複数のことを意識することが苦手です。つまり、一つに絞り込むということです。これが焦点化の原則です。
 人間は安心・安全を求めます。複雑な状況になった時、その状況がつかめないと不安になります。そのため、一つのポイントに絞って状況を把握し、身の安全を確保しようとします。

 この「焦点化の原則」を利用して、コーチングでは、テーマを一つに絞ります。そして、どこに焦点を当てるかで捉え方・意識・気持ちが変わるという性質を用いて、コーチはクライアントに質問をします。それにより効果的なコーチングが可能になります。

③快・不快の原則
 快とは、喜びや好きなことなど心地よいことです。不快とは、悲しみ・苦しみ・辛さ・嫌いなことなど心に苦痛を感じることです。
 脳は快を求め、不快を避けます。人間は安心・安全を求めます。快を得て、不快を避けることによって心は安心できます。そして生きていこうという意欲が湧いてきます。

 この「快・不快の原則」があるので、コーチングではクライアントにとって、楽しいこと、うれしいこと、幸せを感じることなどを詳しく聴きながらクライアントにとって今必要なプログラムを作っていくことができます。

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 次回は、「潜在意識」についてお伝えします。

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