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新・熱き祈祷のすすめ 5

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「新・熱き祈祷のすすめ」を毎週月曜日配信(予定)でお届けします。
 祈りの必要性や祈りの種類、実践方法をまとめた祈祷の手引書です。

松本 雄司・著

(光言社・刊『新・熱き祈祷のすすめ』より)

第一章 祈り

3 祈りの目的

⑤神のみ旨成就のために
 神の一つ一つの摂理やみ旨は、人間の努力だけでは成就されません。人間の責任分担と、それに神の助け、神の御(み)力が加わって初めて、一つの摂理がその目的を果たし、み旨が成就されるのです。その神の御力を引き付ける行為が祈りです。

 文(ムン)先生が1979年4月15日、アメリカ、ニューヨーク・ベルベディアで語られた「祈祷の重要性」(「ファミリー」1979年6・7月合併号 光言社)というみ言(ことば)の中に、次のような一節があります。
 「イエス様や偉大な聖人たちも、祈りがなければ、偉大なことはできなかったのです。祈りによる力、衝撃が歴史をつくったのです」。
 イエス様や、今日まで歴史を神の側へと導いてきた偉大な聖人たちでさえも、祈りがなければ、その仕事はできなかったといわれるのです。
 ということはすなわち、神の助けによって、神に主管されることによってこそ、初めてその大きな業をなすことができたのだと受け止めることができます。
 このことから分かるように、摂理を勝利していくため、み旨を成就させるために、祈りが必要なのです。

⑥自らの霊的成長のために
 文先生は「祈りは皆さんが毎日しなければならない霊的な食事のようなものです」と言われます。また「祈りは肉身生活における呼吸と同じである」とも言われます。信仰に目覚めた人の魂が生き続けるために、呼吸が必要だということでしょう。
 私たちは祈りをし、深いところで神との出会いをなすことができます。そして悔い改めの涙を流す度合いに応じて、私たちの殻を脱ぐことができ、成長を遂げることができるのです。
 したがって、私たち一人一人の霊的な成長のために、祈りが必要となります。

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 次回は、「祈りの目的 ⑦信仰路程を最後まで歩み抜くために」をお届けします。


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