心安らぐ清らかな音色~癒やしのオルゴール聖歌
第15回「聖苑のめぐみ

 清らかな聖歌がオルゴール風にアレンジされました。
 祈祷用、睡眠用、作業用BGMにはもちろん、心を落ち着かせたいときや疲れたとき、胎教にもぴったりなコンテンツです。

 聴くと心がじんわり温まる、優しい気持ちになれる、そんなオルゴールの「癒やし効果」と聖歌のメロディーの相乗効果で、あなたの毎日をもっと豊かに。

 今回の曲目は、聖歌2番「聖苑のめぐみ」です。

 1953年の春、釜山(プサン)で厳しい迫害が続く中、3度目に移られた水晶洞(スヂョンドン)の教会で真のお父様(文鮮明先生)が作詞されました。

 詩を書き付けたメモを見た金元弼(キムウォンピル)先生がそれを全部暗記して、19567年ごろに曲が付けられ、初めて歌われるようになりました。

 当時の釜山教会は、家といっても石と土を混ぜ合わせて小さく築き上げてあるだけのもので、畳2枚も敷けない、雨漏りのするほら穴のような部屋でした。
 そのような大変な状況下で作られたこの歌は、なんと感謝と深い喜びに満ちていることでしょう。

 「真っ暗な夜に、明るい昼と思える感謝と希望の生活をしよう。私は爆弾が落ちてくる中で、理想世界のことをじっと想像した」と言われる、お父様の心がそのままに表されており、私たちに勇気を与えてくれます。

 「誰か一言でも、私の心に秘めた悲しみを言い当てたら、私は即座に大声で泣き出すだろう。神と先生が抱き合って泣いた、その深い悲しみは地上の誰も知らない。深い神の心情は、だれも計り知れない。それを思うと、細胞がしびれてくるようだ……」

 これは1970年秋に語られたみ言(文鮮明先生の教え)ですが、そのような、誰も知らない境地を一人行かれた道は、生きた歴史となって、私たちを導いているのです。

(参照:『聖歌のめぐみ』)

 また今回の背景画像は、寒い冬を乗り越え春を迎え、希望に満ち溢れる草花の中でも一際目を引くタンポポです。

 タンポポには「愛の神託」「神託」という花言葉があります。
 ヨーロッパで古くから行われていた「タンポポの綿毛占い」が由来であり、この愛(恋)を神に委ねる、託すという意味だそうです。

 恋とは違いますが、真のお父様は、迫害の中でもまさに神に委ね託す心情で投入され、神託に沿って歩んでこられました。今回は、そのお姿を思いながら制作いたしました。

【第1回~第14回はこちらから】
「癒やしのオルゴール聖歌」再生リスト

画像素材:PIXTA