私の心の中にいる神様 57
「パパ、グッジョブ!」

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 真の父母様が、「第二の神様」であると言われた“良心”。自分の心の中にいる神様―良心―と対話(瞑想、祈り)することによって、自己中心的な思いに囚(とら)われていたことに気付き、本然の自分を取り戻していくことができます。
 そんな真の父母様のみ言と解説、それに基づいた実践(ワーク)を軸に展開されている自己牧会プログラムの中で多くのかたが感じた体験をお届けします。

「パパ、グッジョブ!」

(男性 50代)

 ある朝の出勤前のことです。
 妻がるんるん気分で鼻歌を歌いながら掃除を始めました。

 これは以前なら、わが家においてはまずいケースでした。
 というのも、掃除が進むにつれて妻は、それまでの機嫌の良さはどこへやら。

 「どうして、ここにこれが置きっぱなしなの!」
 「片付けておいてと言ったのに!」
 とヒステリックに周辺を責め出すのが、お決まりのパターンだったからです。

 言い返せばさらに言い返されるので、そういうときには家族全員、黙ってやり過ごすのが習慣になっていました。

 でも「自己牧会プログラム」を知ってからは、私の対し方が変わってきました。
 「心の目で見る」ワークをしながら、「真の愛を中心として、妻の本当の姿を正しく見させてください」と祈るようになったのです。

 そして、その日の朝はこんな良心の声を感じました。
 「妻は本当に責任感が強いんだな、ありがたいな」

 私は妻に感謝の思いを伝えたくなり、「いつもありがとう」と素直に言うことができました。そんな自分がうれしかったです。

 すると妻がニコーっと笑ったのです。
 娘(小学生)もうれしそうに私を見ていました。「パパ、グッジョブ!」とでも言っているようでした。

 こんなふうに心が転換されてくると、駅までのいつもの道のりも輝いて見えます。自然万物の中で生かされている自分というものを新鮮に感じました。

 いつもは早く通り過ぎたい駅の人混みも、その一人一人が慕わしく感じられました。
 何だかいいことが起こりそうな一日となりました。

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 次回(2月27日)は「良いものも手放してみる」をお届けします


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