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幸福を引き寄せる家庭の生活習慣 21
お世話になったことを忘れない

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第14弾として、「幸福を引き寄せる家庭の生活習慣」を毎週火曜日配信(予定)でお届けします。
 実行すれば誰もが幸せになれる、ぜひ身に付けたい生活習慣を紹介します。
 文鮮明先生の自叙伝『平和を愛する世界人として』、『愛天愛人愛国』などのみ言を引用しながら、日々の生活で幸福を引き寄せるための60のコツを、コンパクトに説明しています。

浅川 勇男・著

(光言社・刊『幸福を引き寄せる家庭の生活習慣』より)

第二部 幸福を引き寄せる昼の生活
お世話になったことを忘れない

 家族円満は感謝の心から生まれます。感謝は心の最高の宝です。感謝の心が多ければ多いほど、早く幸福がやってきます。感謝の心は幸福の花を咲かせます。感謝の心は、幸福の種まきなのです。

 三度の食事より大切なのが感謝の心です。まず、恩になったこと、お世話になったことを忘れないで感謝することです。私たちは、誰かのお世話になって生きています。父母、夫婦、友人、そして見えざる神様と先祖たちのおかげで生きているのです。

 お世話になったことを忘れず感謝する心、お返ししようとする心が大切です。尽くされたことを忘れず、尽くしたことは忘れるのが、幸福を引き寄せる秘訣(ひけつ)です。人徳とは報恩感謝にあふれる心です。
 文鮮明(ムンソンミョン)先生はソウルでの学生時代、忘れがたい思い出がありました。川辺で行われた集会が終わった後、昼食をとらずに一人で座っていたときのことです。遠くから見ていた宋(ソン)おばあさんが、パンとアイスクリームを持ってきてくれたのです。当時のお金で一個一銭ほどのものでしたが、文先生の心に深く刻まれたのです。その感謝の心を、自叙伝に記しました。自叙伝には大統領など国家的指導者が出てきますが、文先生への心遣いに感銘して、一人のおばあさんの名前が記されたのです。

 「いくら小さなことでも、いったんお世話になったら生涯忘れることができません。九十歳になった今も、いつ誰が何をしてくれたか、また、いつ誰がどのようにしてくれたか、すらすら話すことができます。私のために労苦を惜しまず、恩を施してくれた人たちを生涯忘れることはできません。恩を受けたときは、必ず、もっと大きくして返すのが人の道です」(『平和を愛する世界人として』83ページ)

◎ポイント
恩を受けたときは、必ずもっと大きくして返す。

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 次回(2月23日)は、「あたりまえのことに感謝する」をお届けします。


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