氏族伝道の心理学(8)
自己評価と自尊感情自己評価とは

 大知勇治・著『成約時代の牧会カウンセリング 氏族伝道の心理学』第1章「不安と怒り」より。(一部、編集部による加筆・修正あり)

■否定的な環境やメッセージがもたらす影響

 不安や怒りが大きくなるのは、どんなときでしょうか。それは主に、否定的な環境やメッセージの中に置かれたときです。否定的な環境とは、その人にとってマイナスの環境、例えば、家族関係が悪くなる、病気になる、学校の成績が下がる、仕事がうまくいかなくなる、お金がなくなる(借金が増える)、事故や犯罪に巻き込まれる、戦争になるなど、身近なところから、社会全体が不安定になることまで、さまざまです。

 また、否定的なメッセージとは、「なにやっているんだ!」「そんなことをして駄目じゃないか!」「何回も同じ失敗をして……」「もう関わらないでくれ!」「そばに来ないで」など、怒られたり、あるいは無視されたりするなど、人格を否定されるような内容のメッセージです。こうした否定的な環境やメッセージの中に置かれると、多くの人は不安を感じたり、怒りが高まったりします。

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