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韓国紙セゲイルボを読む<セレクト>
Kカルチャーのルーツはソウル五輪
インフラや財政基盤を残す

(世界日報 韓国紙セゲイルボを読む 2026/4/2)

 家族と共に先週末、3年ぶりに戻ってきた防弾少年団(BTS)の復帰公演を見て、その圧倒的な地位を改めて実感した。私は絶頂に達したKポップの成功の原因を1988年ソウル五輪開催の成功だと分析する。今日、私たちが享受する文化的な豊かさは、38年前に蚕室(チャムシル)の地に響き渡った公式ソング「Hand in Hand」の余韻が残した貴重な遺産だと思うからだ。

 80年代だけをみても、大衆歌手の主舞台は大型ナイトクラブだった。筆者もまた、かつて明洞のあるクラブで羅勲児(ナフナ)の公演を見たことを鮮明に覚えている。88五輪は大会が終わった後、歌手たちに本格的な「公演会場」を提供し、風景を変えてしまった。

 松坡区芳夷洞に造成したオリンピック公園の体育館は、90年代以降、大韓民国の大衆音楽の聖地に変貌した。体操競技場(KSPOドーム)とハンドボール競技場(チケットリンク・ライブアリーナ)は、大規模な観客を収容できる最適なインフラを提供した。これは趙容弼(チョヨンピル)から「徐太志(ソテジ)と子供たち」、そして今日のBTSに至るまで、韓国の大衆音楽史の決定的な瞬間を収める器となった。

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