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地球だより<セレクト>
「本物志向」の裏に関税(米国)

(世界日報 地球だより 2025/12/10)

 12月に入ると、クリスマスツリー用のもみの木を至る所で見掛けるようになる。園芸店やスーパーの駐車場にも本物のもみの木がずらりと並ぶ。週末ともなれば、車の屋根に大きなツリーをくくり付けて移動する人たちをあちこちで見掛ける。
 筆者の近所の園芸店も例外ではない。ツリーがひしめくように並び、木製の小屋にはリースや雪の結晶の装飾品が飾られ、訪れる人が写真を撮るスポットにもなっている。

 本物のもみの木は1本100ドル以上のものも多く、決して安くはない。水やりや落ちた葉の掃除など、手入れも欠かせない上、数週間で枯れてしまうため、シーズンが終われば処分する必要がある。そのため、筆者のように本物に引かれつつも、人工ツリーを選択する人も多い。

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