2025.06.15 17:00
韓国紙セゲイルボを読む<セレクト>
民主化後、最も強力な李在明政権
節制のある権力行使を
昨年7月、親李在明系の座長と呼ばれる共に民主党(以下、民主党)の鄭成湖議員をインタビューした。鄭氏はずっと国会の絶対多数議席を占めた民主党の「謙遜」を強調した。最も記憶に残る言葉は取材を終えた後の鄭議員の独り言だった。つぶやくように「李前代表の周辺に奸臣が増えて心配だ」と言った。少数与党を相手に強硬一辺倒を貫く強硬派側近グループについての話と聞こえた。
大統領が就任宣誓の後、初めての執務として与野党代表と昼食を共にしたのは過去には見られなかった光景だ。李大統領は「改革新党の千ハラム、国民の力の金龍泰代表、よろしくお願いする。しばしば会おう」と語り、「譲歩することは譲歩し、妥協することは妥協する」と述べた。李大統領の今後の国政運営に大きな期待を持たせる場面だ。