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『祝福家庭』94号(2019年 秋季号)
倉本正彦先生の講話
「祝福家庭を愛される真の父母様」
〜最後の1カップルまで精誠を込められる〜

 式典の直前になり、相手と出会えない” “キャンセルがあったと駆け込んでくる者が数人いました。
 それを真のお父様にご報告すると、「すぐに集めなさい」と言われ、改めて実体で組んでくださったのです。

 お父様は、聖酒式、祝福式を主管される超多忙な中でも、そのような人が出てくるたびに、個人個人に丁寧に接して事情を聴きながら、祝福式の直前までマッチングしてくださったのです。

 いちばん最後にマッチングされたカップルは、真の父母様が主礼の服装に着替えるため、お部屋に入られたあとにやってきました。
 お父様はドアを半開きにして顔だけのぞかせて、その人に事情を聞かれたうえで組まれたのでした。

 お父様は、神様が創造において完全投入されたように、最後の1カップルまで精誠を込めてくださったのです。

 また、祝福式の途中で会場に入ってきたカップルも少なくなく、彼らは、果たして式が成立したのかどうか不安がっていました。
 のちに、お父様にお尋ねしたところ、お父様から「祝祷が終わる前に式場に入っていればOKだ」とのお答えを頂きました。

 全ての式典が終わったあと、私たちは外に出て、真の父母様をお見送りしました。
 お父様の車が動き出したとき、数人の女性たちが歓声を上げて、お父様のお車に駆け寄りました。彼女たちは日本から来たのですが、式典には間に合わなかったのです。

 お父様が車を停めて降りられ、その女性たちに「今、来たの?」とお聞きになりました。
 「はい、今来ました」
 「悪いね。もう式は終わってしまったよ。どこの人と組まれたの?」
 二言、三言、彼女たちと言葉を交わしたあと、お父様は「これでおいしいものでも買って食べなさい」と、ご自分の財布をお渡しになりました。女性たちは飛び上がって感激していました。

 お父様は寂しく悔しい思いをしていたであろう彼女たちに、ある意味、式典に参加した人以上の、「お父様との忘れられない出会い」をつくってくださったのです。

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