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『祝福家庭』93号(2019年 夏季号)
「幼児教育」
〜「私です」と非を認めるとき、天に導かれる〜

光の子園 副園長・村上小夜子

子どもとの接し方を改めた父母
 「私(の責任)ですね」と受け入れた父母のお話です。
 光の子園では父親と母親の両方を園に迎えて、座間保裕園長と共に面談をするようにしています。
 父母の生い立ちや親子関係、伝道された頃の話、現在の仕事の内容などを聞くと、園でのお子さんのようすに「なるほど」とうなずけます。
 座間園長は、父母たちと接するたびに「神様が愛される家庭だね」と感動しています。

 ある日、年長組のBくんが、友だちの「連絡パック」(家庭と園が連絡を取り合う際に、手紙などを入れるホルダー)を隠しました。
 彼は知らん顔をしていましたが、ほかの園児が「Bくんが隠していたよ」とサラっと教えてくれ、すぐにばれました。
 彼はひどく落ち込み、それから半日、担任の胸に顔をうずめ、ずっと泣いていました。
 それで両親に電話し、面談に来てくれるよう頼みました。

 面談では、園と家庭でのBくんのようすを共有し、「Bくんは、お父さんとお母さんのどちらに似ていますか?」と率直に尋ねました。
 父親が「はい、僕です」とすぐに手を挙げて答えたので、「お父さんは、人から何かを指摘されたとき、どのようにされますか?」と聞くと、「『自分が間違った』とか、『自分の力不足です』とは絶対に言いません」と答えました。

 すると、母親が「すみません。私も同じです」と言いました。
 二人は、小さい頃から厳しく育てられたこともあり、子どもたちにも同じように接してきたといいます。
 それが原因でBくんが、良いことも悪いことも、正直に言えないようになったのかもしれないと、両親は打ち明けました。

 その日以降、両親は極力、子どもに対して詰問をしないように努めたそうです。
 家で何かうまくいかないことがあるたびに、父親が「ごめん。それ、お父さんのせいだ」と率先して謝るようになり、そのようなときは、家族が「わーっ!」と言いながら近づき、笑い合うようになりました。
 すると、Bくんも悪さをしたときには、「お母さん、それ僕だよ」と正直に話してくれるようになったのです。

 「僕(私)ですね」と受け入れるところから、変化が現れます。
 親が謙遜になり、子どもと接するときの動機や見詰め方を変えるとともに、夫婦で祈り合い、家族が正直に生きることで、親子が共に成長できるのです。

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