コラム・週刊Blessed Life 150
アメリカの大統領選挙は戦争である!

新海 一朗(コラムニスト)

 1月6日、上下両院の合同議会は、ペンス副大統領の効果的な采配を期待したトランプ支持者の思いをかき消す結果を招く事態となり、合衆国議会議事堂の周辺は、騒然とした混乱状況に陥りました。

 極左暴力集団「ANTIFA」(MAGA、make America great againキャップをかぶって紛れ込む)が、トランプ支持者たちの中に支持者を装って潜り込み、タイミングを見て一気に攪乱(かくらん)工作に出た結果、混乱が広がったという説もあります。

 米紙ワシントン・タイムズもこの件を報道しています。

 ANTIFAは議事堂にも入り込み、ANTIFAが勝利の祝いに酔っている様子といわれる画像も流出しています。

 アメリカ革命(共産主義への革命)への序曲といった場面を見るような光景が議事堂前に広がりました。

 夜の帳(とばり)が深まる中、怒号の嵐が吹き荒れていく様は、やはり、どこかの国の「革命劇」を見ているようで、それが世界を主導してきたアメリカであるとは、にわかに信じ難い光景であると申し上げたいと思います。アメリカの国家的危機を表す場面です。

 アメリカ大統領の選挙は、正真正銘の戦争である!
 このように明言いたします。南北戦争以来の内戦であるという次元を超えて、外国勢を大きく巻き込んだ内戦であるという意味です。

 中国vs米国、共産主義vs民主主義、無神論勢力vs有神論勢力、という構図が見事に現れており、中国の狡猾(こうかつ)さとしぶとさがアメリカを席巻しようとしています。

 午後4時過ぎに、「平和を保ちなさい。家に帰りなさい」というトランプの言葉が中継され、皆、三々五々帰路に着き、圧倒されるような大群衆の姿は、次第にまばらになっていきました。

 しかし不条理を強く感じ、納得できない一部の人々は、いつまでもその場を立ち去ることなく抗議の声を上げています。

 トランプ大統領は落ち着いた様子で、これは「国家反逆罪」(Treason)であり、邪悪であるという言葉を口にし、人々を帰路に着くように促しました。
 大統領には、次の作戦を展開しなければならない準備が頭の中を駆け巡っている様子が感じられました。明らかに戦いは次のステップに移ったということです。

 バイデン次期大統領が就任する1月20日まで、カードはトランプ大統領の手の中にあります。
 あくまでも推測に過ぎませんが、最悪の場合、こういう状況になるのをトランプ大統領は予測していた可能性もあり、この状況を国民に見せることが重要だったのかもしれません。

 それは国家緊急事態の宣言、反乱法の発令、戒厳令の発布といった簡単ではない指示を行使するステップへ向かうためかもしれません。

 1月7日から1月20日まで、次のシナリオが間違いなく始まります。簡単には引き下がらないトランプ大統領の闘魂にむしろ火が付いて、大作戦の実施が始まる気配を感じます。

 負けを簡単に認めないトランプは、天使と一晩中戦って天使を屈服させたヤコブのようです。まだまだ戦いは続きます。

 トランプに筋書きはあるのか。もうバイデンの勝ちではないのか。トランプを支持する人々の気持ちは冷静でいられず、ほとんど攪乱状態であり、「トランプの勝利を信じるという信仰を持つことは、これ以上できません」という声が聞こえるようです。

 それでも、まだ最後の決着は分からないという状態なのです。トランプ大統領は1月20日に向け「秩序ある政権移行」を確約しましたが、トランプは負けたとは言っていません。

 まだ可能性は残されています。愚かな者と言われても、筆者はトランプの勝利を祈り続けます。