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第7回 群盲撫象

 今回はインドに伝わる寓話「群盲撫象」を取り上げ、人間の無知について考えます。

 群盲象撫とは、多くの盲人が象を撫でて、それぞれ自分の手に触れた部分だけで巨大な象を評することですが、宗教や哲学、思想の分野においても同様の現象を見いだすことができるかもしれません。

 全体像ともいえる統一的真理が見つかれば、人生と宇宙の根本問題も解決していくことでしょう。