「幸せな結婚」を考える 60
第12章 国際結婚のすすめ
①国際結婚は難しい?

 もう一度皆さまにぜひ読んでいただきたい、編集部イチオシ!なコンテンツをご紹介。
 第4弾は、『「幸せな結婚」を考える』を毎週火曜日配信(予定)でお届けします。

ナビゲーター:長岡 高史

 今回のテーマは国際結婚です。

 何を隠そう筆者の妻は韓国人であり、当事者としては国際結婚の素晴らしさを周囲に伝えたいと日頃から思ってきました。
 しかし日本での国際結婚率は決して高くありません。

 今回は国際結婚をテーマにしながら、その素晴らしさを伝えていきたいと思います。

 昨今の急速なグローバル化により、国内にいながら外国人との交流が日常的になりました。
 街を歩けば外国籍のかたとすれ違います。もちろんその多くが旅行者なのですが、しかし確実に学業や仕事のために日本に定着居住している在留外国人は増えてきています。

 また、日本から海外へ留学する人も増えています(短期留学を中心に増加傾向にあります)。語学を学ぶため、視野を広げるため、キャリアアップのためと理由はそれぞれですが、毎年多くの人が日本から海外に渡っているのです。

 国内外での国際的な交流が多くなれば、必然的に男女が出会う機会も増えます。さぞ、国際結婚も増えているのだろうと思いたいのですが、実はそうではないようです。
 一時的に2006年、6%まで上がりますが、20年前と比べても3%とほぼ変わりがなく、世界的に見ても決して高い数字ではありません。

 つまり、日本人のほとんどが国際結婚に縁がないということなのです。確かに、言葉も文化も違う人と結婚をするのは簡単なことではありません。

 しかし私はあえて国際結婚の素晴らしさを叫ぼうと思います。