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統一原理127のポイント 81
アダムの家庭の摂理における教訓を説明してください

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第8弾、『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』を毎週日曜日配信(予定)でお届けしています。

(光言社・刊『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』より)

第一章 復帰基台摂理時代
80 アダムの家庭の摂理における教訓を説明してください。(『原理講論』、300〜301ページ)

 第一に、み旨成就に対する神の予定と人間の責任分担に対して、神がどのような態度をとられるかを見せてくださいました。元来、み旨成就に対する予定は、必ず、神の責任分担と人間の責任分担とが合わさり、一つになって初めて完成できるようになっています。それゆえに、カインがアベルを通して献祭するということは、彼らの責任分担に当たるものであって、神は彼らに、どのように献祭すべきかという点に関しては教示なさることができなかったのです。

 第二に、み旨に対する神の予定は絶対的であり、人間に対するその予定は相対的であることを見せてくださったのです。神はその責任分担に対して、アベルが自分自身の責任分担を完遂して、初めて彼らが「実体献祭」の中心人物となるように予定されたのです。ゆえに、アベルがその責任分担を完遂できない立場に立ち至ったとき、神は、彼の身代わりとしてセツを立てて、絶対的なものとして予定されているみ旨を、引き続き摂理していかれたのです。

 第三に、カインとアベルの献祭で、堕落人間は常にアベル的な存在を求め、彼に従順に屈服することによって、初めて天が要求するみ旨を、自分も知らないうちに成し遂げていくということを見せてくださいました。

 アダムの家庭を中心とする復帰摂理は、今日の我々にとっても典型的な生きた教訓となります。

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 次回(10月11日)は、「ノアの箱舟の意義について説明してください」をお届けします。