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「祈り」こそ最も威力あるもの!
阿部美樹・家庭教育局長

 真の父母様は常に祈りの重要性を語っておられます。今号では、信仰の原点に返り、信仰生活の基本である「祈り」について、阿部美樹・家庭教育局長の解説を掲載しました。
 その一部を紹介します。


 (祈りに対する)サタンの妨害の第1は「眠気」です。祈っていくと、まずやってくるのがこれです。不思議なことに、祈り始めると眠くなり、祈りをやめるとスッキリする現象があります。

 第2に「雑念」が湧いてきます。あることを祈っているはずなのに、ふと気がつくと、全然関係のないことを考えているのです。祈りが雑念で紛らわされてしまっているわけです。

 第3に「不急の用事」を思い出します。祈っている途中で、「そういえば、あの人に電話しなければいけない」「洗剤を買ってくるのを忘れた」など、祈りと全く関係のない用事を思い出して、祈りが散漫になったり、祈りを途中で切り上げて、その用事をしようとしたりします。よく考えると、少し遅れても全く影響のないことなのですが、サタンにやられてしまっているわけです。

 第4に「重圧感」という形で来ます。祈っていると、ある霊的な圧迫感が来て、何かいたたまれないような気持ちになり、早く祈りを終えたい、早くこの場を去りたい、という思いに追い込まれます。

 第5は「焦燥感」です。「祈っても通じないのではないか」「祈るよりも行動したほうがよいのではないか」「集中できなければ、祈っても意味がないのではないか」など、さまざまな葛藤が湧いてきてイライラしてきます。

 このような形で、サタンは私たちを妨害してきます。その目的は、私たちが神様に通じようとすることを諦めさせるところにあるのです。


 祈祷に真摯に取り組んでいる人なら誰もがぶつかる壁ではないでしょうか。ここでは、その壁をどう克服したらよいかが具体的に提示されていて、非常に参考になります。

 そのほか、夫婦での恩恵あふれる祈り方や、祈り方の時代的変化(「『祈祷』が『報告』に」「結びの言葉が『アーヂュ』に」など)の一覧も掲載しています。

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