心安らぐ清らかな音色~癒やしのオルゴール聖歌
第9回「わが身の十字架

 清らかな聖歌がオルゴール風にアレンジされました。
 祈祷用、睡眠用、作業用BGMにはもちろん、心を落ち着かせたいときや疲れたとき、胎教にもぴったりなコンテンツです。

 聴くと心がじんわり温まる、優しい気持ちになれる、そんなオルゴールの「癒やし効果」と聖歌のメロディーの相乗効果で、あなたの毎日をもっと豊かに。

 今回の曲目は、聖歌28番「わが身の十字架」です。

 作曲者の金斗琓氏はキリスト教会の有名な作曲家で、その弟子を通じて作曲を依頼することができたといいます。

 1959828日の朝、作詞者の柳光烈(ユ・グァンヨル)先生は、例えようもなく神が慕わしく心情的に近く感じられ、熱い感慨が胸に溢れて「お父様に何か申し上げたい。何か書きたい」という思いがしたそうです。

 その思いを書き留めようとして紙に向かうと言葉が後から後から湧き出してくるので、感動しつつ泣きながら書いたのがこの詩です。

 その時胸に込み上げるものは「最後まで行かなければならない。いくら教会にいたとしても、最後まで行かなければ何にもならない」という思いでした。

 その頃を思い出しながら、柳先生は次のように語っています。

 「これは長年み旨の経験を積んだ人なら誰でも、わが気持ちとして実感できるでしょう。
 いくら手柄を立てても、いくら苦労をした実績があっても、最後まで行かなければ何の意味もないということになる、そんな気持ちを強く表した詩です。

 だから長年歩んできた人を、さらにさらに前へと激励する内容の歌です。
 迫害や風当たりの強い時代であり、真のお父様(文鮮明先生)も非常に気を付けながら兄弟を育てていかれた苦しい時でした。

 私たちは果てのない道をいつまでも歩くような気持ちがいくらかあるのです。

 でも結局は必ず終わりが来るのです。力を尽くして歩めば、必ず成就する日が来ます。
 歩き尽くした時、行き着くのです」(参照:『聖歌のめぐみ』)

 今回の背景画像は、果てのない道を最後まで突き進む信徒のひたむきな清さを表すため、白い「ムニンセンニンソウ」という花を使用しました。花言葉は「折れない心」です。

 このような信徒の歩みを霊界から見たとき、天から降る希望の光はもちろんですが、足元で支え続ける光もまたあるのだろうと思い、表現した映像です。

【第1回~第8回はこちらから】
「癒やしのオルゴール聖歌」再生リスト

画像素材:PIXTA