シリーズ・「宗教」を読み解く 126
文鮮明総裁・韓鶴子総裁の見る宗教④
創造主なる神は人類の真の父母

ナビゲーター:石丸 志信

 「真の宗教」は「神について正しく教える宗教」でなければならないと言われる文鮮明総裁は、「創造主なる神は人類の真の父母」であると公に表明された。
 神と人間との愛し愛される実感、父子関係、親子関係の実感を持つことに到達すべき境地があることを示したのである。

▲文鮮明総裁

 文鮮明総裁は自身の経験を踏まえて、次のように語っている。

 「神様は、『私』が存在する前にいらっしゃったのであり、私が考える前にいらっしゃったのであり、私のすべての感覚、私の一切を主管するお方です。それを認識することが何よりも重要な問題です」(天一国経典『天聖経』23ページ)

 文総裁は、知的認識や論理的理解があって神がいることが分かるのではなく、その存在をあらかじめ感じることが先にあることを強調される。

 「神様がいらっしゃることを感じなければなりません。細胞で感じなければなりません。その境地が問題です。言い換えれば、神様の存在を体恤する立場をいかに私たちが確定するかということ、これが問題だというのです」(天一国経典『天聖経』23ページ)

 細胞の一つ一つで神の存在を実感する境地とはいかなるものか。深遠なる世界だが、そうした境地に導くものが「真の宗教」と呼び得るものだと受け止めることができる。