シリーズ・「宗教」を読み解く 5
諸宗教調和週間~宗教の調和は共に祈ることから始まる

ナビゲーター:石丸 志信

 第二次世界大戦後、国際平和と安全の維持、諸国間の友好関係の発展、経済・社会・文化などに関する国際協力の実現等を目的として国際連合(United Nations)は創立された。70余年の間、その目的実現のため十分に機能してきたとは正直言い難い。世界益よりも大国の国益が優先されてきた。また、人間の尊厳に関わる宗教性が十分に尊重されてきたとも言えない。

 それでも今世紀に入ってから少しずつ望ましい動きが見られる。201010月の国連総会で「世界諸宗教調和週間」の設定が決議された。毎年2月の第1週を「諸宗教の調和と善意のメッセージを拡大することを奨励する」週間として定め、国連加盟国や主要機関、世界各地の国連活動を後押しするNGO(非政府組織)などに、記念行事を世界各地で開催するよう呼びかけている。
 UPFUniversal Peace Federation)でも、この国連の呼びかけに応じて記念行事を開催してきた。日本でも去る21日に神道、仏教、イスラーム、ユダヤ教、キリスト教の代表が集い、世界平和のために祈った。宗教の調和は共に祈ることから始まる。