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『祝福家庭』93号(2019年 夏季号)
小山田秀生先生の自叙伝
「真の父母様の御跡を慕って」

日本の著名人に対する初の講演
〜父母として“子供”の心を瞬時に見抜かれる〜

 真の父母様が、「希望の日」晩餐会の会場である帝国ホテルに入られたときのことです。
 会場に向かって久保木修己・初代会長を先頭に、真のお父様、真のお母様が続いて廊下を歩いて来られました。そのときお母様は、素敵な洋服を身に着けておられたのです。

「希望の日」晩餐会の会場に向かわれる真の父母様。
先頭は久保木修己・初代会長。
(1974年5月7日、東京・帝国ホテル)

 それを拝見した私は、ふと「あの洋服を、私の家内(妻・儀子)に着せられたら…」と思ってしまいました。次の瞬間、「とんでもない、無礼なことを…」と、心の中で否定したのです。
 ところが真の父母様が帰国されるときに、お母様が「この服を儀子にあげなさい」とおっしゃったのです。私は「これはまずい。こういう考えをしてはならない…」と思いました。
 しかし、後の祭りです。

 このように真の父母様は、私たちが何を考えているかを瞬時に見抜いておられるのです。父母だから“子供”の心がお分かりになるのだと思います。お父様もそうですが、お母様もそうです。

 お父様がお母様のために、宝石で指輪を作り、贈られたことがあります。
 お母様は無欲のお方です。あとになってお父様が、「オンマー、あの指輪、どうしたのか?」とお尋ねになると、「私よりも必要な人がいたので、あげました」とお答えになるのです。

 真のお父様もそうです。かわいそうな人がいると、その人に持っていた財布をそのままあげてしまわれるのです。それは父母だからです。
 次のようなことがありました。お父様が鞄を持ってアメリカから来られたことがあります。ところが、その鞄が壊れていたので、私は渋谷の百貨店で鞄を買い求めて差し上げたのです。お父様は、その鞄を長く使っておられました。
 革靴についても、一足の革靴をずっと履き続けられます。そのようなお父様です。

 個人を見ると“大変な節約家”であり、公のためには大盤振る舞いをなさる方なのです。それは、神様がそのようなお方であるからだと思います。

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