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『祝福家庭』96号読みどころ 2

「終活」ポイント講座(前編)

 「終活」とは、葬儀や墓の問題など、人生の終わりに生じてくる諸問題に対して、事前に自ら準備を進めることを指す言葉です。一般社会で最近特に注目されている言葉ですが、死後の世界の存在を知る私たちにおいても、地上生活の終わりをどのように迎えるのかを考える上で、大切にすべきテーマです。

 長年み旨を共に歩んできた友人の訃報に接して、あるいは親の体力低下を目の当たりにするなどのきっかけから、老後と聖和に対する備えを意識し始める人も多いようです。

 世界で類を見ない「超高齢社会」の日本で暮らす私たちは、「老後と聖和」という言葉を、身近な問題として考えなければならない現実に直面しています。

 そこで、行政書士の先生監修のもと、老後生活に必要な基本的情報を掲載しました。

◆主な項目
 超高齢社会/介護サービス/高齢者福祉施設/医療保険制度/救急情報カードと緊急通報システム/高齢者の自動車運転免許の更新と返納制度/エンディングノートと延命治療、以上の7項目に分け、そのポイントを解説しています。

◆本コーナーを読んで分かること
・介護保険内で介護サービスを利用するために必要なこと
・介護サービスの中身
・主要な高齢者福祉施設の種類と概要
・いざという時、素早い救命活動に役立つもの
・自動車運転免許証の返納窓口
・延命治療における意思表示の大切さ

 私たちの周囲には、老後生活に関するさまざまな情報が溢れています。本講座で得た基本的な情報を元に、自らの老後生活を設計したり、親の老後について家族で話し合ったりするきっかけにしていただければと思います。

 老境を迎えた人々が、充実した老後生活を送り、または過ごさせてあげられるようにするためには、社会の福祉制度を上手に活用することと同時に、家族のフォローが必要であることが分かります。
 詳しくは、本誌をご覧ください。