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心のあり方 26
伴侶を愛して掃除する

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第11弾、『文鮮明先生の自叙伝に学ぶ~心のあり方』を毎週木曜日配信(予定)でお届けしています。
 なお、この記事に記載されている「自叙伝『平和を愛する世界人として』」のページ数は創芸社出版のものです。

浅川 勇男・著

(光言社・刊『文鮮明先生の自叙伝に学ぶ~心のあり方』より)

第六章 家和して万事成る

伴侶を愛して掃除する

 夫婦円満の第三の秘訣は、家の掃除です。私たちは多くの自然万物に囲まれて生活しています。なかでも、最も人のために貢献しているのが、食材と家屋です。床、屋根、壁、窓、電化製品、家具、机、観葉植物、ペットなど、住人の生活のために生きています。家族の喜びのために存在しているのです。家族の幸せは、家屋の幸せです。

 全ての万物には心があります。文鮮明先生は、ある村の住人たちの心根は、会って話さなくても分かると言われます。住人の育てた穀物に聞けば分かると言われます。穀物が喜んでいれば農夫たちは優しい人たちで、穀物が嘆いていれば、愛の乏しい人たちだというのです。

 「私は、その村にどんな心性を持った人が住んでいるか、会ってみなくても知ることができます。村の野原に出て一晩過ごし、田畑で育つ穀物の言葉に耳を傾ければ、おのずと分かるようになります。穀物が嘆息するのか喜ぶのかを見れば、村人の人となりを知ることができるのです」(自叙伝51ページ)

 穀物でさえ喜怒哀楽があるとすれば、いつも住民と接している家屋はなおさらです。

 家屋たちは素直なので、愛されれば応えます。奥さんが「床ちゃん、いつもご苦労様です。ありがとう。体を拭いてあげるね。そこでお願いだけど、夫が残業で疲れて帰ってくるから元気づけてあげてね」などと声をかけ、掃除してあげると、床はとっても愉快な気持ちになって、「ご主人さま、おまかせください」などと言い、夫から踏まれるたびに足の疲れをとってあげるに違いありません。奥さんの愛を込めた掃除で、家屋全体が夫への愛で満たされ、愛の園になるのです。ご主人は、奥さんの愛の花園に帰ってくるのです。夫婦円満の三つの秘訣とは、「満面の笑顔」、「愛ある言葉」、「心を込めた掃除」なのです。

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 次回は、「待っている幸福に出会えない理由」をお届けします。


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