シリーズ・「宗教」を読み解く 89
JSLC(ジャパンサミット&国際指導者会議)2019 ③

孝情文化祝福フェスティバル名古屋4万名大会
~宗教者による平和の祈り~

ナビゲーター:石丸 志信

 JSLC(ジャパンサミット&国際指導者会議)2019に続き、10月6日、「孝情文化祝福フェスティバル名古屋4万名大会」が愛知県国際展示場で開催された。

 IAPD-Japan(平和と開発のための宗教者協議会)に参加する宗教者平和大使らは、第3部の中で「宗教者による平和の祈り」をささげ、大会を支えた。

▲「宗教者による平和の祈り」

 舞台中央に置かれた球形の器を囲むように、中央には徳野会長、その左右にキリスト教代表、神道代表、右端にイスラーム、左端に仏教代表が並んだ。

 内4人は前日のJSLC2019の開会セッションで見事な祈りのハーモニーを響かせた宗教指導者たち。ドミニカ国から来日されたフェリクス枢機卿もこの列に加わっている。

 各自が手にする水差しは、昨年12月にIAPD-Japan結成式のセレモニーで使われた水で満たされていた。この水は、広島の滝の観音から採水した、癒やしと潤い、和解と復興を象徴する水である。

▲「水の儀式」

 「見よ、兄弟が和合して共におるのは いかに麗しく楽しいことであろう」(詩篇 第133篇)

 「神のもとの一つの家族」を願ってきた選民の祈りを具現化するように、7人が一斉に水を器に注ぎ、一つの心を天地人真の父母様へとささげた。
 「真の平和は大河となって流れ、その恵みは大海のごとくになるだろう」

 会場が神秘と静寂に包まれる中、7人は一列に並び、「告天文」をささげた。

▲「告天文」