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スマホで立ち読み Vol.2
『よくわかる勝共理論』(2)
共産主義による危機

 「スマホで立ち読み」コーナー第2弾で取り上げたのは、大好評の動画コンテンツ「ほぼ5分でわかる勝共理論」でもおなじみの中村学氏の『よくわかる勝共理論~日本と世界の平和のために』です。混迷する時代の今だからこそ、しっかりと読んでおきたい一冊。
 すでに読んだよというかたも、まだ読んだことがない、知らなかったというかたも、みんな立ち読みオーケーです。
 『よくわかる勝共理論』は第1章から第2章までをご紹介する予定です。

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中村 学・著

(光言社刊『よくわかる勝共理論』より)

第一章
今なぜ、共産主義問題を考えるべきなのか

共産主義による危機

 日本は戦後七十年の間、一度も戦争に参加せず、また戦争に巻き込まれることもありませんでした。このような国は、国連に加盟している一九三カ国のうち七カ国しかありません。アジアでは日本だけです。もちろん、それは誇らしいことなのですが、その結果、多くの日本人が、「平和と安全はただで手に入るもの」と錯覚するようになってしまいました。

 日本が戦後の荒廃から奇跡の復興を成し遂げることができたのは、平和だったからだと言えます。道路を整備し町並みを築いたとしても、戦争で破壊されれば一からやり直しです。また、「いつ戦争が起こるか分からない」という国に投資する人はいないでしょう。日本が世界有数の経済大国になることができたのは、日本人の勤勉さ、優秀さもさることながら、日本が平和だったからということは疑いようのない事実です。

 その日本が今、大きな危機に直面しています。進む道を誤れば、平和と安全が根本から損なわれてしまう恐れがあるのです。これは極めて深刻な問題です。

 結論から言うと、日本に危機をもたらしている最大の原因は共産主義思想です。でも、「正直に言って、共産主義といってもあまりピンと来ない」という人が多いのではないでしょうか。「思想は難しい」「自分とは関係ない」と思う人もいるでしょう。あるいは、かつての学生運動や東西冷戦を思い出し、「今の日本には関係ないのではないか」と考える人もいるかもしれません。

 しかし、そうではないのです。今の日本、そして未来の日本にとって、共産主義は最大の脅威であると言っても過言ではありません

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 次回は、「日本を取り巻く内外の脅威」をお届けします。


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