https://www.kogensha.jp

統一原理127のポイント 19
神はなぜ人間に三大祝福を与えられたのですか。また三大祝福とは何か説明してください

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第8弾、『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』を毎週日曜日配信(予定)でお届けしています。

(光言社・刊『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』より)

第一章 創造原理
18 神はなぜ人間に三大祝福を与えられたのですか。また三大祝福とは何か説明してください。(『原理講論』、64~69ページ)

 神は御自分の性相と形状のとおりに、喜怒哀楽の感性をもつ人間を創造され、生育せよ、繁殖せよ、万物を主管せよと三大祝福を与えられました。神が被造世界を創造なさった目的は、人間をはじめ、全ての被造物が神を中心として四位基台を完成し、三大祝福のみ言を成就して天国をつくることで、善の目的を完成し、喜び、楽しまれるところにありました。

 神の第一祝福は、個性を完成することです。人間が個性を完成しようとすれば、神の二性性相の対象として分立された心と体とが、授受作用によって、合性一体化して、それ自体において、神を中心として個体的な四位基台をつくらなければなりません。

 個性を完成した人間は、神の宮となり、神と一体となるので、神性をもつようになり、神の心情を体恤することによって神のみ旨を知り、そのみ旨に従って生活をするようになります。このように個性を完成した人間は、神を中心としたその心の実体対象となり、神の実体対象となります。したがって、個性を完成した人間は、神の喜怒哀楽を直ちにそれ自体のものとして感ずるようになり、神が悲しむ犯罪行為をすることができなくなるので、絶対に堕落することがありません。

 神の第二祝福を成就するためには、神の二性性相が各々個性を完成した実体対象として分立されたアダムとエバが夫婦となり、合性一体化して子女を生み殖やし、神を中心として家庭的な四位基台をつくらなければなりません。神を中心として四位基台をつくった家庭や社会は、個性を完成した人間一人の容貌に似るようになります。人間や神は、このような家庭や社会から、それ自体の性相と形状とを相対的に感ずるようになり、喜びに満ちることができます。

 神の第三祝福は、万物世界に対する人間の主管性の完成を意味します。神の形象的実体対象である人間と、その象徴的実体対象である万物世界とが、愛と美を授け受けして合性一体化することにより、神を中心とする主管的な四位基台が完成されなければなりません。神はこのように、人間と万物世界とが合性一体化して神の第三対象となった被造世界によって、神自体の本性相と本形状に対する刺激的な感性を相対的に感じて、喜びに浸ることができます。

---

 次回は、「創造本然の価値はいかにして決定されるかを説明してください」をお届けします。