アングル~情報戦に勝て。207
以心伝心はない、声を上げよ!

 「以心伝心」という言葉がある。言葉や文字を使わずに、お互いの心から心へと思いや真理を伝えることを指す。

 メディアの分野に身を置きながら、以心伝心で物事を済ませられるなら、あるいは進めることができたなら、どれほど楽だろうかと考えないこともない。

 しかし事実はそうはいかない。実際のところ、特に社会においては「以心伝心」を当てにしてはならないのだ。

 さて今回紹介するのは、世界日報DIGITAL(2026年9月6日20時01分配信)掲載の「進む国家権力による宗教攻撃 国際社会は声を上げよ 元米下院議長 ニュート・ギングリッチ」の見出し記事。

 記事の冒頭が印象的だ。
 「信教の自由への攻撃が世界を覆っている」

 そして「かつては権威主義体制の周辺に限られていたが、今や民主主義世界の門をも突破している」と続く。

 そうなのだ。
 信教の自由の拘束は、独裁国家や共産主義政権下だけの話ではなくなっているのである。

 日本国家による家庭連合への解散命令の決定。韓国においては、宗教団体の指導者たちが次々と、国家による極めて政治色の強い圧迫と攻撃を受けている。

 このままでよいのか?
 その答えが否だとすれば、事の推移を黙って見ているだけでは何も変わらないのである。社会においては、以心伝心は通用しないからだ。
 もちろん国家と宗教の関係は単純ではない。一筋縄ではいかないのが国家と宗教の問題だが、人類が歴史を懸けて勝ち取った信教の自由を標榜する民主主義国家だというなら、神に誓って、そして良心に誓って、声を上げるべきなのではないか。

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(則)