2026.09.05 22:00

ほぼ5分で読める統一運動 112
統一運動の出発点とは
稲森 一郎
世界の平和を実現するさまざまな取り組みを、多くの人々、多くの国々がそれぞれに行っている人類社会ですが、究極的には、人間一人一人の中に平和が確立されることを抜きにして、平和な世界が実現することはありません。
この観点が、統一運動の出発点となる視点です。人間存在そのものの中に平和が実現されることが一番重要なことなのです。
統一運動の創始者、文鮮明(ムン・ソンミョン)師の言葉によれば、「人間改造革命」が必要であるということです。
「今、この世界における最も緊迫した課題とは何でしょうか。世界戦争は始まっても終わります。国家間の争いも『終わりの日』になれば終わるのですが、永遠に続く戦争は、心と体の闘いです。心を中心として体を完全に征服する、そこに平和の基準があるのです。父母が永遠に一つになり、夫婦が永遠に一つになり、父子が永遠に一つになり、一族が永遠に一つになる平和の基地ができるのです。その平和の基地が個人を越え、氏族を越え、民族を越え、人種を越えて、世界の果てまでできてこそ、世界平和が実現されるのです。ですから、人間改造革命が必要なのです」(天一国経典『天聖経』、1055ページ)
人間改造革命は、個人を最初の平和の基地として、氏族、民族、人種、世界というように、平和の基地を広げていく時、世界平和が成るというのです。
しかし、新約聖書の中にあるテモテに書き送ったパウロの次の言葉は、人間改造革命ではなく、人間崩壊がやってくるという真逆の予言であり、人間の姿が堕落の底に落ちるというものです。その時がまさに、「終わりの時」(終末時代、キリストの再臨がある時)であるとパウロは予言しています。
パウロの言葉はこうです。
「しかし、このことは知っておかねばならない。終りの時には、苦難の時代が来る。その時、人々は自分を愛する者、金を愛する者、大言壮語する者、高慢な者、神をそしる者、親に逆らう者、恩を知らぬ者、神聖を汚す者、無情な者、融和しない者、そしる者、無節制な者、粗暴な者、善を好まない者、裏切り者、乱暴者、高言をする者、神よりも快楽を愛する者、信心深い様子をしながらその実を捨てる者となるであろう。こうした人々を避けなさい」(テモテへの第二の手紙 第3章1~5節)
このような人間の倫理喪失、道徳破壊が地球の隅々まで覆い尽くす「終わりの時」が来ることを聖書は述べているのです。
現在の地球は、確かに、終末状況であるといえます。
パウロの言葉は、的確に現在の地球の人間たちの姿を語っていると見ることができます。
文鮮明・韓鶴子(ハン・ハクチャ)夫妻が主導してきた統一運動が、人間改造革命を通しての理想世界実現であるとすれば、その人間改造革命の中心こそが、「理想の結婚と理想の家庭づくり」を「祝福結婚」という形で進めてこられた世界的な運動であると言わざるを得ません。
結婚の意義と価値を見失い、家庭の重要性を認識することができなくなっている時代の風潮は、実に、道徳破壊と倫理喪失を起こす根本原因となっています。
統一運動が主導してきた祝福結婚は、真の愛を取り戻す神聖な式典であり、その主礼を務めてこられたのが文鮮明・韓鶴子夫妻です。
祝福結婚の意義と価値を知る時、ホーリーマザー・ハン、韓鶴子総裁を獄につなぐ理由がどこにあるかと韓国の政権に強く異議を申し立てなければなりません。
韓鶴子総裁の釈放を一日も早く実現することを願います。