天一国特別巡回師に聞く
神霊と真理に満ちた教会を目指して

天一国特別巡回師 柴沼邦彦

第44回
紙上説教
孝情の泉から湧く水を飲みましょう
~放蕩息子より~④(最終回)

 このコーナーでは、天一国特別巡回師のメッセージをお届けし、真の父母様のご心情と勝利の伝統について学びます。今回は、柴沼邦彦・天一国特別巡回師による説教「孝情の泉から湧く水を飲みましょう~放蕩息子より~」(全4回)の第4回(最終回)です。
 詳細は『世界家庭』2020年10月号をご覧ください。(文責:編集部)

心情の十字架を背負い続ける真の父母様

 東ヨーロッパに宣教師を送った時に、地方で殉教した姉妹(教会員)がいました。真のお父様は、その報告を聞かれた時のことを自叙伝『平和を愛する世界人として』(増補版193194ページ)で、このように語られています。

 「翌年、もう一人がやはり監獄で命を失いました。知らせを聞いた私は、全身が硬直しました。話すこと、食べることはもちろん、祈ることさえできず、石の塊になったように座り込んでいました。

 彼らが私に出会っていなければ、私が伝えるみ言を聞いていなければ、そのように寒くて孤独な監獄に行くこともなく、そこで死ぬこともなかったはずなのに……。彼らは私の代わりに苦痛を受けて死んだのです。

 『彼らの命と交換した私の命は、それだけの価値のあるものなのか。彼らは私の代わりに共産圏宣教の重荷を背負ってくれた。その負債を、私はどうやって返せばよいのか』

 私はますます言葉を失っていきました。深い水の中に浸(つ)かっているように、際限のない悲しみに落ちていきました」

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