2026.05.16 22:00

ほぼ5分で読める統一運動 98
社会的責任の重要性に目覚めるべき言論、メディア
稲森 一郎
統一運動の提唱者である文鮮明(ムン・ソンミョン)・韓鶴子(ハン・ハクチャ)夫妻は、今日の言論、メディアの世界における悪い影響の側面が強く出ている現実を深く憂えて発言しています。
「新聞に掲載される言葉は、良い意味よりも悪い意味を持つもののほうが多くあります。『迫害』や『弾圧』も、新聞によく登場する否定的な単語の一つです。過去に比べて、世界の多くの国で民主主義が根を下ろし、暮らしが良くなったのは明らかですが、今この時間もなお、政治的な迫害を受け、宗教が違うという理由で追い立てられている人々が大勢います」(『人類の涙をぬぐう平和の母』、199ページ)。
このように指摘する韓鶴子総裁の言葉は、特に、宗教に対するマスコミの姿勢が否定的、攻撃的であり、そのような風潮の中、政治もまた宗教に対する迫害を加えるといった姿勢で迫る傾向が強くなっています。
さらに、ホーリーマザー・ハン、韓鶴子総裁は「『世界日報』は1975年1月、多くの人々の期待を受け、東京で創刊されました。日本で新聞社を支えていくのは、簡単なことではありません。左翼団体からは事あるごとに攻撃されました。しかし、そうなればなるほど、『世界日報』は善良な市民や愛国的団体から大きな支持を受け、国を憂う日本国民に愛される新聞となりました」(同、200ページ)と述べて、日本の「世界日報」が左翼からの攻撃にもかかわらず、日本を共産革命から守り、善良な市民の支持を受けていることを称賛しています。
米ソが核戦争の危機の中にあった1980年代、ワシントンには、信仰と自由、家庭の大切さを訴えて守っていく新たな保守系の新聞が必要でした。
韓総裁は自叙伝にこう記しています。
「1982年5月17日、人々の心配をよそに、歴史に語り継がれる新聞となる『ワシントン・タイムズ』の創刊号が発行されました。私たちを嫌う人々が、『ワシントン・タイムズ』は統一教会の宣伝道具になるだろう、とわめき立てましたが、決してそのような意図で作ったものではありませんでした。
私たち夫婦は『ワシントン・タイムズ』の社訓を『自由、信頼、家庭、奉仕』に定めました。後日、この社訓は統一家のすべての機関と企業が目指す、『愛天、愛人、愛国』に変更することになります」(同、201ページ)
このように韓総裁は、「ワシントン・タイムズ」の創刊が激しい波風を越え、今や言論の真なる地位を築き上げた、かけがえのない新聞になっていると、民主主義を守り抜いている実績を誇らしく述べています。
安倍元首相暗殺事件から日本のメディアは「家庭連合たたき」に奔走し、宗教を憎み、人間を憎み、国を憎む(憎天、憎人、憎国)姿勢が顕著となり、醜聞に明け暮れ、不誠実なでたらめを書き、無責任な記事を書いて、読者を翻弄する悪魔のメディアに成り果ててしまった感があります。
誠実さのひとかけらもありません。真実などは吹き飛ばしています。虚偽報道があふれています。そして人々はそれ(虚偽報道)を信じています。
メディアは、自分たちには社会的責任があることを忘れ、そんなことはどうでもいいと言わんばかりです。真実がうそとなり、うそが真実となる逆転現象を起こしています。
ホーリーマザー・ハンに関して、私たちは真実を知るべきです。真実を書くべきです。彼女に罪はありません。