2026.04.10 12:00

周藤健先生の氏族メシヤ講座
宿命の道 2
今、改めて家庭教会の勝利、神氏族メシヤの勝利の重要性が強調されています。
そこで新たな段階での出発の時を迎えてこの2026年4月から、「氏族メシヤ」をテーマとした紙上講座(毎週金曜日〈予定〉)をお届けすることとなりました。
内容は、周藤健先生(43双/2023年12月22日聖和、享年92)が1996年当時に氏族メシヤに関するみ言の解説としてまとめられた冊子『【氏族メシヤ講座】宿命の道』です。30年の月日がたっていますので、必要に応じて用語の表記など、一部、編集部が加筆し、修正を加えました。
神氏族メシヤ勝利のためにお役立ていただければ幸いです。
第1部
氏族的メシヤに向かう姿勢
二、最大の難関は長子権復帰
ここにおいて、一番難しいのは、長子権復帰です。これさえできれば、後の父母権復帰、王権復帰はそんなに難しい問題ではありません。ゆえに、今日までの復帰摂理においてこの長子権復帰ができずに、神様が準備した中心人物たちは倒れていったのです。
このように、長子権復帰は最大の難関であり、皆さんの投入するエネルギーのほとんどは、ここに費やされます。そこで、長子権復帰についてもう少し考えてみたいと思います。
(1)愛に満たされなかった天使長
長子権復帰の内容を理解するためには、まずそれがカイン・アベルの問題であり、さらに神とサタン、あるいは、アダムとサタンの問題であるということを知らなければなりません。
サタンを救わなければ最終的な解決にはなりません。そのためには、怨讐(おんしゅう)を愛する道しかありません。しかし、怨讐を愛することは、いかに難しいことでしょうか。ヤコブとエサウの例を見ても分かるように、兄を感動させ屈伏させることがいかに難しいかということです。言い換えれば、その背後にいるサタンを感動させて、屈伏させなければならないということです。
そこで、私たちはなぜ、今日までサタンを屈伏できなかったのか、という根本問題を理解しなければなりません。それは、カイン圏(天使長)の立場にいる者が、愛において満たされたことがなかったからです。愛されない立場に立つカイン(天使長圏)はいつもぶつぶつ不平を言います。どんなアベルが来たとしても、必ず鋭い批判の目をもって裁きます。そして、アベルの性格、癖、堕落性を見事に分析して、批判をするために莫大(ばくだい)な資料を集めているのです。それを整理して論文を書けば、博士号を取れるほどであるというのです。
しかし、そのようなカインの文句を全部集めてみると、その中心になっているものは単純なものです。それは理屈ではなく、情なのです。「私を愛してくれない」という情の問題の一点に尽きるのです。ですから、アベルがそのことに気がつき、180度態度を変えて本当に真心を込めて愛してあげれば、今までのカインの鋭い矛先はほろりと溶けてしまうのです。
そのように、カインの心情は変わっていくのです。ですから、その背後にいるサタンがなぜ屈伏しなかったかというのは、結局「愛されなかった」ということであって、愛において真の意味で満たされなかったというのが根本的な理由なのです。
(続く)