2026.03.04 17:00

共産主義の新しいカタチ 98
現代社会に忍び寄る“暴力によらざる革命”、「文化マルクス主義」とは一体何なのか?
国際勝共連合の機関紙『思想新聞』連載の「文化マルクス主義の群像〜共産主義の新しいカタチ〜」を毎週水曜日配信(予定)でお届けします。(一部、編集部による加筆・修正あり)
「市民自治」という名の“置き土産”
パルミーロ・トリアッティ(上)②
形を変えて現れた《江田ビジョン》
元共同通信記者の古沢襄氏は、民主党政権の登場で、「日本の構造改革論は共産党内の理論闘争に敗れ、社会党内でも敗北する憂き目に遭っている。しかし、この流れは民主党の旧社会党グループに受け継がれ、今では《江田ビジョン》が形を変えて復活しようとしている。その内容はトリアッティの《戦う構造改革》とはほど遠いが、イタリアやフランスに根付いた社会民主主義に近いものがある」としています。

北欧的な社会民主主義と言えば、「理想の福祉国家」とのイメージが強いでしょう。そしてマルクス主義の代名詞ともいえる「暴力革命」の否定(ないしは放棄)という考えで、実は多くの人々が「安心」し、「人畜無害」のように思っているのではないでしょうか。
しかしながら、「市民自治」の考え方は今日、現実的に「自治基本条例」として成立し、多くの地方自治体で「まちの憲法」の名の下に知らない間に「地方議会」や「首長」の権限をすら脅かすものになろうとしています。
すなわち、「市民自治」と言えばいかにも「民主主義の鑑」のように思われるものが実は、特定の思想を持ち一般市民を装った「プロ市民」組織に権限を与え、正統な民主的手続きを経て選ばれた「議会」や「首長」を上回る権限を与えかねない恐るべき怪物と化す――そこに実はマルクス主義独特の「戦略」が横たわっているのです。
★「思想新聞」2026年2月15日号より★
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