2025.08.12 22:00
統一原理127のポイント 37
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第二章 堕落論
36 サタンと堕落人間について、聖句を用いて説明してください。(『原理講論』、115~116ページ)
ルーシェルと人間始祖が血縁関係を結び、一体となったので、サタンを中心とする四位基台がつくられると同時に、人間はサタンの子女となってしまったので、イエスはユダヤ人たちを「悪魔から出てきた者」(ヨハネ8・44)と言い、マタイ福音書12章34節、23章33節において彼らを「へびよ、まむしの子らよ」と言われたのです。また、人間始祖の堕落によって、その子孫が、一人残らず、神の血統を受け継ぐことができず、サタンの血統を受け継いでしまったので、ロマ書8章23節では「御霊(みたま)の最初の実を持っているわたしたち自身も、心の内でうめきながら、子たる身分を授けられること」を待つと記されているのです。
アダムとエバが堕落し、サタンを中心とする四位基台をつくったので、この世界はサタンの主権の世界となってしまったのです。それゆえ、ヨハネ福音書12章31節には、サタンを「この世の君」と言い、コリント人への第二の手紙4章4節において、サタンを「この世の神」と言ったのです。このようにして、サタンは、被造世界の主管主として創造された人間を逆に主管するようになったので、ロマ書8章19節に「被造物は、実に、切なる思いで神の子たちの出現を待ち望んでいる」と記録されているのです。
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次回は、「罪を定義し、その罪を分類してください」をお届けします。