「幸せな結婚」を考える 39

8章 より良い関係を築くために知ってほしいこと

愛を正しく伝えるために(2

ナビゲーター:長岡 高史

 ここからは「五つの愛の言語」をもう少し詳しく紹介します。
 自分の一次言語が何なのか、(既婚者はパートナーの一次言語も)確認しておきましょう。

① 肯定的な言葉
 肯定的な言葉で、代表的なものは称賛と感謝を伝えることです。そして伝えるときはシンプルかつストレートに伝えることが大切です。
 「今日も仕事頑張ってね!」「いつも遅くまでお仕事お疲れさま」「今日の食事は最高においしいね!」「いつもおいしい食事ありがとう」などの言葉です。
 これ以外にも、励ましの言葉を伝えたり、優しい口調で語り掛けることでも愛を表現することができます。

② クオリティタイム
 「クオリティタイム」とは二人だけの特別な時間(例えば、二人きりのデート)のことを言います。
 それは、自分の全ての注意を丸ごとあなたに向ける、というものでなければなりません。ただ一緒にテレビを見ている、というのはクオリティタイムにはなりません。その時の意識は相手ではなくテレビに向かってしまいます。
 さらに、その時間だけは仕事を持ち込んではいけません。スマホをいじってSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を確認してもいけません。クオリティタイムが一次言語の人は、二人(もしくは家族)のためだけの時間を作ってくれている、ということに愛を感じるのです。(続く)