月刊「珈琲徒然草」

第2回 コーヒーの味は千差万別

アロハ豆蔵(コーヒーコーディネーター)

 皆さん、おいしいコーヒーを飲んでいますか?

 コーヒーとひとくくりに言っても、実にさまざまな飲み方、抽出方法があります。インスタントコーヒー、レギュラーコーヒー、缶コーヒー、今はやりのネスプレッソなどなど・・・・・・。

 この20年間、日本で一番普及してきた飲み方はインスタントコーヒーでした。でもここ数年でレギュラーコーヒーの需要がじわじわ伸びてきています(全日本コーヒー協会の統計より)。

 その要因としていくつか考えられますが、一つは品質の高いコーヒー豆が世界中で生産されるようになったこと、コンビニコーヒーの人気の高まり、カフェブームなどが挙げられます。

 スーパーでも、目移りするほど多くのレギュラーコーヒーが売られています。何を基準に選べばいいか迷ってしまうかたも多いのではないでしょうか。

 コーヒーは嗜好(しこう)品なので、どのコーヒーが一番おいしいとかを判別する絶対的な基準はありません。自分の、あるいはご家族の好みで選びましょう。

 コーヒーの袋には多くの場合、味の傾向が書いてあります。
 「苦味」「酸味」「コク」「甘み」「香り」など、おおよそこの五つの中でどの特徴が強いのかが書いてあると思います。前回お話ししたように、できるだけ焼きたての新鮮なものを探しつつ、好みの味を見つけてみましょう。

 産地によっても味の傾向がありますので、参考にしてみてください。

●ブラジル:日本人が飲み慣れたバランスの良い味。ナッツのような風味。

●モカ:酸味が強く香り高い。フルーティーな香味。

●キリマンジャロ:モカと同様、酸味が強く香り高い。モカよりコクと甘みあり。

●マンデリン:苦味が特徴。深いコクが楽しめる。

●ブルーマウンテン:繊細な味わいで香り高い。後味すっきり。

●ハワイコナ:芳醇(ほうじゅん)な甘い香りとフルーティーな酸味。後味すっきり。

 あとはお財布と相談ですかね^ ^

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