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(『祝福家庭』86号)
【第3祝福】「主管性完成」

 いつでもどこでも、訓読生活!
 このシリーズでは季刊誌『祝福家庭』に掲載されている三大祝福完成に関するみ言を紹介します。

第3祝福】
「時間」に関するみ言(3)

 アブラハムも同じです。神様が、「天を仰いで、星を数えることができるなら、数えてみなさい。あなたの子孫はあのようになるでしょう」(創世記15・5)と祝福されましたが、その祝福の命令も、カチッという一瞬に下されたというのです。

 アブラハムが象徴献祭を行った時間も、何十年間、象徴献祭を行ったのではなく、たった1日の時間圏内でした。供え物を裂いて象徴献祭を行う時間はわずかでしたが、ここにおいて歴史的なすべての生死禍福の起源が組まれてきたのです。

 今日、信仰者が恐れるべきことは、「終わりの日」に訪ねてくる審判ではなく、一日一日の生活圏内で訪ねてくる時間をどのようにみ旨と一致させるか、どのようにみ旨とともに交差路を形成していくかという問題です。


(『平和経』690691


 今日、この地に暮らしている人間は、時間性から抜け出せません。人類歴史を見ても同じです。個人、家庭、氏族、民族、国家、世界も、そのような時間圏内で動いています。人が生きていくのに、必ず達成すべき目的があります。その目的を中心として、10年、20年、30年、70年、一生の間、行くべきなのです。

 目的が大きければ大きいほど、内的にもっと強く決意しなければなりません。そのようにしなければ、その目的に到達できません。


(同 692