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喜びと幸せの生活伝道 31

 「喜びと幸せの生活伝道」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。
 伝道勝利の秘訣(ひけつ)は、真の父母様のみ言から学ぶことができます。
 本書では、伝道のポイントや勝利の秘訣、具体的な方案などが、み言を中心に著者の体験やエピソードなども交えて説明されています。

篠崎 幸郎・著

(光言社・刊『氏族伝道講座 喜びと幸せの生活伝道 み言の原点に立ち返る』より)

第四章 伝道のポイント
三、神氏族メシヤ活動の勝利

 今願われているのは、「神氏族メシヤ活動の勝利」と「実体的天一国の実現」です。

 三代圏が祝福を受け、神様を中心に毎朝訓読をしながらために生き合って喜ぶ家庭が氏族、国家、世界へと祝福の恩恵を拡大していく。そのような歩みが定着することで実体的天一国が成されるのです。
 すべての祝福家庭が神氏族メシヤを勝利するための三つのポイントを挙げてみます。

(一)個人伝道から家族伝道へ
 これまでは個人を伝道して終わってしまうことが多くありました。しかし、これからは、伝道対象者の家族も一緒に伝道するのです。天の願うのは三世代祝福家庭です。個人だけで幸福になることはできません。天国は家庭でなければ入ることができないのです。もし夫(妻)が復帰できていなければ、まず夫(妻)を伝道するのです。夫婦で祝福を受けるのです。夫、親、子供を復帰して祝福家庭となり、神氏族メシヤを出発するのです。

 真のお父様の遺言である「全食口(シック)神氏族メシヤの勝利」に向かって世帯伝道を目指しましょう。

(二)霊の子、孫まで責任を持つ
 以前は、霊の親が霊の子の教育をするのではなく、教会に頼り、人任せにすることが多かったと思います。分業によって効率が良くなるという面もありましたが、反面、霊の親が成長する機会が失われていました。一人一人の伝道の力が弱かったと言えるでしょう。日本の全国民を伝道していくためには、一人一人が伝道する力を持たなければなりません。そして、伝道された人が次の人を伝道する、霊の親が霊の子を育て、さらに霊の孫まで育てるという文化を築く必要があります。

 私たちは真のお父様のみ言を実践することで、サタンが分立されて復活します。「ために生きる」というみ言を実践するとき、私の中にある神性を発見するのです。「私も神の子だったのだ」と、神様と共に復活の喜びを味わいます。他のために生きることによって築かれた人間関係の中には、愛の喜びが生じるのです。

 「証(あか)し伝道」というのは、単に教会の名称を証すことだけではなく、この喜びの体験を霊の子、霊の孫に証して導くことです。

 また、伝道の本質は私がみ言の実体となって相手を感動(自然屈伏)させることですから、「直接伝道」とは「直接ために生きる」、すなわち愛の実体として導くことだと言えます。

 バスに乗って座席に着いた瞬間、初めて会う隣の人に「私は統一教会の信仰を持っているんですが……」と、いきなり話し掛けることはないでしょう。たとえ短時間だとしても、まずは相手に関心を持っていろいろと尋ねたり、話題を提供したりして、会話を楽しみます。そのように心情交流をして、相手が自分に関心を持って尋ねてきたときに、自身の信仰を証し、「原理」や教会を紹介しようとするのではないでしょうか。

 自分のことはさておいて、「『原理』を聞いてください」、「『原理』はすべての問題を解決してくれます」などと、叫ぶだけではいけないのです。

(三)み言の生活化、生活指導
 天一国時代は定着時代なので、み言の生活化が必要です。まずは家庭の中でために生きる生活指導を徹底します。そして、生活圏において他のために生きる文化を見せて感化していきます。さらに三世代祝福家庭を築き、その喜びを周辺に連結していくのです。

 そのようにして、日本の全国民復帰を目指すのです。生活指導の根幹は「愛天愛人愛国」です。それは単なる教育理念ではなく、天一国を実現する実践的方策なのです。

【編集部注】
 「霊の子(霊の親)」は「信仰の子女(信仰の親)」のこと

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 次回は、「『責任分担』と『間接主管圏』」をお届けします。


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