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制作の舞台裏から 45
国際ハイウェイ財団理事長が日韓トンネルを熱く語る

 U-ONE TVの番組「『先生が一人で対馬から掘る!』大江益夫 国際ハイウェイ財団理事長に聞く」は、201512月に制作されたものだ。

 当時の国際ハイウェイ財団理事長である大江益夫氏に日韓トンネルに対する情熱や思いを語ってもらったインタビュー番組である。

 タイトルの「先生が一人で対馬から掘る!」は文鮮明(ムン・ソンミョン)総裁が語られた言葉だ。

 この映像の醍醐味(だいごみ)は、なんといっても日韓トンネルの掘削現場である対馬・阿連斜坑口に立って大江氏が熱く語っていることだ。
 日本と韓国の国境、玄界灘を望む阿連海岸で語る大江氏のメッセージも秀逸だ。

 日韓トンネルはここから国境を越えて韓国へとつながる。
 大江益夫理事長(当時)は「この方向が韓国・巨済島で、トンネルはそこに向かって66km進む」と熱く語った。ここでの大江氏はひとしお熱のこもった語り方だった。

 “おや、いつもの大江氏と何か違うな”と思ったのはそれだけではない。

 筆者は日韓トンネルのプロモーション映像に携わって37年ほどになるが、その間、何度も大江氏と工事現場などさまざまな関連施設での撮影に同行させていただいた。大江氏は常に裏方に徹するかたで、有識者など権威のあるかたを優先し、自身がカメラの前に立つことはほとんどなかった。 

 ところがここ対馬の阿連斜坑口現場では、大江氏自らマイクを持ってカメラに向かって語りたいと申し出た。今までの大江氏とは明らかに違っていた。

 大江氏は撮影スタッフを阿連海岸まで案内し、私に向かって「私がここに立ってメッセージを語るので、それを撮影してほしい」と言った。
 こんなふうに撮影の指示までしたのは初めてだった。大江氏にとって、ここは特別な場所なのだなと感じた。

 日本の対馬から、いざ進まんと、今も日韓トンネルは坑口を開けて待っている。

 ここからは、ぜひこの映像をご覧になって大江氏の思いを共有していただきたい。

(K)


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【「先生が一人で対馬から掘る!」 大江益夫 国際ハイウェイ財団理事長に聞く】

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