(『祝福家庭』90号)
【第2・第3福】「家庭完成・主管性完成

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 このシリーズでは季刊誌『祝福家庭』に掲載されている三大祝福完成に関するみ言を紹介します。

【第2・第3祝福】
「祖父母の愛」に関するみ言(4)

 世の中で一番経験が豊かで、経歴が豊富な神様のような存在とは誰かといえば、祖父母です。年を取っているので、あまり眠れません。ですから、「私たちの家で祖父は寝ずに守ってくれる神様だなあ! 私たちを守ってくれて、そのように年を取ったのだなあ! しわを見ると年を取ったなあ!」と考えなければなりません。

 ですから、命令に絶対順応しなければならないのです。それがどれほど美しいでしょうか。祖父母が寝ていないときは、「神様、うちの息子、娘に福を下さい」と祈るというのです。


天一国経典『天聖経』第5篇・第3章・第1節・4


 私は、三代が一緒に暮らす家庭を勧めています。韓国の伝統を守るためだけではありません。夫婦が結婚して貴い子供を生めば、親は子供にすべての物を譲りますが、譲れるものには限界があります。父母は現在を、子供は未来を象徴します。祖父母は過去の歴史を代表します。したがって、祖父母と父母と子供が一緒に暮らしてこそ、子供は過去と現在の両方の運勢をすべて譲り受けることができるのです。

 祖父母を愛し、尊敬することは、過去の歴史を受け継いで、過去の世界を学ぶことです。子供は父母から現在を生きる貴い知恵を学び、父母は子供を愛して未来に備えるのです。

 お祖父さんは神様の代身の立場です。いくら賢い青年でも、広い世の中の秘密をすべて知ることはできません。人が年を取って自然に悟るようになるあらゆる人生の秘密を、若い人はまだ知りません。お祖父さんが家庭の歴史になる理由がまさにここにあります。

 お祖父さんは、長きにわたって自ら経験して悟った生きた知恵を、孫に伝達する貴い師です。神様は、世の中で最も年を取ったお祖父さんです。ですから、お祖父さんの愛を受け、またお祖父さんのために生きる人生は、神の愛を悟って、神のために生きる人生ということができます。


(『平和を愛する世界人として』〈光言社版〉第5章「天国の礎は平和な家庭」)