アングル~情報戦に勝て。104
国家のタガが外れてしまったらどうなるのか?

 「タガが外れる」という言葉がある。
 緊張や規律などの束縛が取れて、締まりのない状態になることを意味する慣用句だ。
 常識のある行動や言動から外れ、調子に乗って、自由奔放に振る舞うことを表すときに使われる。

 タガ(箍)とは、桶(おけ)や樽(たる)を固定するために周囲に付いている輪のことである。
 タガが桶や樽を外側から締め付けることで、きれいな形を保つことができるが、タガが外れると、桶や樽は一気に崩れ落ちてしまい、形を保てなくなる(マイナビニュースの掲載記事を参照した)。

 今回紹介するのは、1016日付の世界日報「メディアウォッチ」欄に掲載された「没落の危機にひんする巨大宗教の今を追う特集を組んだダイヤモンド」の見出し記事。

 国家のタガが外れてしまったらどうなるのか。
 記事は、「岸田首相が踏み出した一歩はとてつもなく深刻な問題をはらんでいる」と指摘する。
 確かにわれわれは大きな時代の変化の中に生きている。変えるべきものと、変えてはならないもの。この扱いを間違えると、取り返しのつかないことになる。

 今回の「旧統一教会問題」の行方は、日本国の運命を握っているといっても過言ではない。
 社会の「タガ」としての役目を果たす宗教者たちはこの問題から目を背けてはならない。今こそ、声を上げ、救国救世の先導者にならなければならない。

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(則)