私の心の中にいる神様 195
母もつらかったんだ

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 毎週土曜日に配信予定です。

母もつらかったんだ

(祝福二世 女性 20代)

 私は大学生時代から信仰生活を本格的に始めました。
 教会職員として歩み出そうかという時に、自己牧会プログラムに出合いました。

 その頃の私は内的な壁にぶつかり、祈ることもままならないという時期でした。
 そんな自分の思いを、スタッフのお姉さんや年長の婦人に少しずつ相談する中でアドバイスを受けて、「光を投げ放つ」ワークを始めました。
 自分自身の過去・現在・未来、全てに光を送ってみたのです。

 1カ月ほど続けた頃、母に対して恨みを抱えていることが分かるようになりました。
 母は海外宣教に行き、日本に帰ってきてもみ旨で忙しく過ごしていました。

 相談したい気持ちはありながらも、いざ母を目の前にすると、心配させてはいけないと、われ知らず「元気な私」をつくってしまっていました。私の内面を母に打ち明けたことはほとんどありません。
 これは教会内での人間関係でも同様のことでした。

 ある婦人にこのことを話したところ、「そうなの、じゃあお母さんは忙しくて、娘を愛したくても愛せなかったでしょうね!」と言われました。不思議と涙があふれました。
 母の言うに言えない事情やつらい心情というものが、この時少し伝わってきたのです。

 今まで母との連絡は事務的なことにとどまっていましたが、先日、姉妹たちとの食事の場面を写真に撮って送ってみました。「いつもより豪華な物が出たよ」とコメントを添えて…。

 そうしたら母から、「きょうは私もちょっと奮発したの!」と、やはり食事の写真が送られてきたのです。
 この何げないやりとりに深い幸福を感じました。親子の関係が変わってきたのを感じます。

 それに伴い、み旨を歩む気持ちが変化してきました。いつもは「ここまでやればいいか」という感じでしたが、もっと頑張りたいという気持ちが湧いてくるようになったのです。

 疲れがなく、心は穏やかです。神様の愛による平安を感じさせていただき、感謝しています。

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 次回は、「怖い上司だったけど」をお届けします。


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