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共産主義問題が分かる 23

 「共産主義」とは一体何なのか? 国際勝共連合のサイトから、共産主義問題や勝共理論が分かるコンテンツをご紹介します! 各回、3分ほどでお読みいただけます。(一部、編集部が加筆・修正)

第四章 日本共産党はどんな政党か?

最も過激な改憲勢力-共産党の護憲アピールは嘘

■「憲法全条文を守る」は大ウソ。日本共産党が画策する驚愕の改憲内容とは?

日本共産党の憲法草案には「天皇制破棄」「人民共和制(社会主義)国家」を明記

 日本共産党は、「憲法の全条文を守る」と言っています。これも大ウソです。日本共産党は綱領で、天皇制をなくし、社会主義、共産主義を目指すと断言しています。これらのことは憲法を変えなければ絶対にできません。憲法を守ると言いながら憲法を変えようとしている。この矛盾と欺瞞(ぎまん)にだまされてはいけません。

 ちなみに日本共産党は、日本国憲法案が国会に提出された際に反対した唯一の政党です。1946年には独自の憲法草案も発表しました。その名もズバリ、「日本人民共和国憲法草案」です。

 草案を読むと第1章第1条に、「日本国は人民共和制国家である」と書かれています。北朝鮮を思い起こすかたも多いでしょう。さらには「家のない人民は国家から住宅を保障される権利をもつ」(第36条)という規定もあります。

 そして面白いことにこの憲法草案には、現行憲法の9条のような軍隊を禁ずる規定はありません。そして国会では、野坂参三衆議院議員(当時)が憲法9条に対して次のように反対しました。

 「憲法第2章(9条)は、わが国の自衛権を放棄して民族の独立を危うくする危険がある。それゆえにわが党は民族独立のためにこの憲法に反対しなければならない

※なお、共産主義国家の中国では「憲法序章において国家は中国共産党の指導を仰ぐ」としており、実質的に中国共産党が国家の上に位置付けられています。また、軍隊は中国共産党の軍隊「人民解放軍」であって、国の軍隊ではないのです。

現在も綱領で「天皇制破棄」「日米安保破棄」「自衛隊解消」を公言し続ける共産党

 また憲法改正の手続きについては、以下のように書かれています。

 「国会代議員の三分の二以上の出席によつて開会される国会において、三分の二以上の多数をもつて採択されねばならない」(第99条)

 国民審査を必要とせず、国会の3分の2以上の多数だけで憲法が改正できる。これが日本共産党のそもそものスタンスです。奇妙なことに、今自民党が同じ内容を主張すると、「軍国主義に逆戻りする」「立憲主義の否定だ」などと言って大騒ぎします。これも矛盾であり、欺瞞です。

 さて、共産党の綱領を見ると、「日米安保破棄」や「自衛隊の解消」、そして、天皇制に関しては「天皇の制度は憲法上の制度であり、存廃は、将来、国民の総意によって解決されるべきものである」と書かれています。つまり天皇制の廃止を謳(うた)っています。日本国憲法は第1章が天皇ですから、当然憲法を改正しなければできません。つまり共産党は、他人が憲法改正を叫べば「憲法守れ」と叫び、自分たちの理念の実現のためには「国民の総意によって解決」するというのです。ご都合主義以外の何物でもありません。

 日本社会を根本から変えたいのなら、そうはっきり言えばいいでしょう。なぜ本音を隠し、見え透いたウソをつくのでしょうか。それは彼らが国民に対して誠実ではなく、自分たちの目的(=共産主義革命)さえ果たせばそれでよいと考えているからです。日本共産党こそ「国民無視」の政党なのです。


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