アングル～情報戦に勝て。85
「ザツに言ってしまったからだという気がする」

アングル～情報戦に勝て。85
「ザツに言ってしまったからだという気がする」

　日本社会は、「旧統一教会問題」という曖昧模糊（もこ）とした空気に振り回されてはいないか。
　いまだに世界平和統一家庭連合に対するネガティブな報道やフェイクニュースが後を絶たないが、当事者である家庭連合とその信者にとっては、「どうでもいい」ものではないし、「いい加減に」扱われてはならない問題であろう。

　今回紹介するのは、世界日報（8月7日付）「メディアウォッチ」欄の「旧統一教会巡る混乱の元は岸田首相の“ザツ”な絶縁宣言と釘刺す太田光」の見出し記事。

　家庭連合を巡る一連の混乱について、タレントの太田光氏は「こういう混乱が起きたのは、岸田さんが何にも考えずに『関係を絶ちます』と、ザツに言ってしまったからだという気がする」と自らがMCを務めるテレビ番組で発言した。

　「ザツに」とは言い得て妙だ。
　ちゃんと理解していなければちゃんとした判断をすることはできない。自らに不純な動機や、利害関係に縛られた意図があるなら、それをきっぱりと捨てなければならないのが公人の立場であろう。

　多くの人々に影響を与える存在であればあるほど、心も体も、そして頭も健全でなければならない。

　「アングル」のおすすめ記事はコチラから。

（則）