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制作の舞台裏から 22
「THE NEW VISION」
新しいビジョンと日本の行方

 91日(天暦717日)には真のお父様、文鮮明(ムン・ソンミョン)総裁の天宙聖和11周年を迎える。
 あれから11年、である。

 筆者は11年前、「THE NEW VISION」のタイトルで文総裁を証しする目的で映像作品を企画・制作した。
 同作品は3本立てで構成されているが、第2回以降は、文総裁聖和後の制作となった。

◆第1回「世界で輝く日本となるために」(8分)

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◆第2回「世界は神のもとの一つの家族に向かう」(11分)

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◆第3回「人類救済摂理の聖使命に立つ日本」(29分)

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 同作品の企画の背景には、2011311日に起きた東日本大震災がある。
 千年に一度といわれる巨大地震と大津波によってわが国は未曽有の損害と犠牲を被ることになったが、その大災禍の中で見せた日本人の自己犠牲の精神、忍耐心、助け合いの心は、世界の人々を驚嘆させた。そして改めて「和の精神」「日本人の底力」が見直されるようになる。

 筆者にとっても、「3.11」は日本再発見の機会となり、日本人である自らの意味や使命について問うきっかけとなった。

 一方で、当時の日本の状況はビジョン無き国家の様相を呈していた。
 日本は明確な針路を見いだせず、目指すべき国家のビジョンも描けずにいた。
 日本は壊滅的な災害からの復興だけでなく、日本国家の再生を図らなければならなかったのだ。

 明治から昭和初期の日本を代表するキリスト教指導者であった内村鑑三(18611930)は、「日本という台木にキリスト教を接いだもの、それは世界で最善の産物だ。それには日本国だけでなく、全世界を救う力となる」と語っている。

 二つの「J」、Jesus(イエス・キリスト)とJapan(日本)のはざまで生きた内村だったが、内村にとってイエスの教えは、日本が世界の中の日本としての使命と責任を果たすための「新しいビジョン」であった。
 日本がしかるべきビジョンを持つことによってこそ、自国のみならず、世界を支える国家になれるのだという内村の警鐘でもあった。

 では、今の日本に必要な新しいビジョンとは何か。
 それが統一原理であり、文鮮明・韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁夫妻によって示されたビジョンである。

 第2回では、90歳を超えてなお力強く語られる文総裁のお姿に触れることができる。
 「天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」で文総裁が語られた全人類必読、必聴のメッセージ映像である。

 2013年の「基元節」以降、天一国時代を迎えて、私たちは神のビジョンを一つ一つ具現化するために日々を生きている。

 しかし私たちは今、かつてないほどの逆境に置かれている。だからこそ、人類に示された新しいビジョンを奪われてはならない、と強く思う。

 第3回には、19745月、東京で行われた「希望の日晩餐会」で文総裁が語られたメッセージの一部を収録した。
 各界の著名人が集まる中、文総裁は「為(ため)に生きる」というテーマで歴史的な講演を行った。文総裁の日本への愛と信頼、期待を感じる講演でもある。

 文総裁聖和から11年…。
 今回の「制作の舞台裏から」では、11年前に制作された「THE NEW VISION」という作品を紹介させていただいた。
 文鮮明天地人真の父母天宙聖和11周年を迎えるための準備の一つとしてお役に立てられれば幸甚である。

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